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 俺は1人ぼっちだった
 ずっと1人ぼっちだった
 でも俺を唯一可愛がってくれた1人の医者がいた
 
 町ではヤブ医者と言われていたらしいが
 その時はそんなことしらなかった
 
 ある時その人はこんな話をしてくれた
 
「遠い西の国に一人大泥棒がいた、そいつは心臓に重い病を持ってたんだ、だが幸運にも金はある。
 まぁ大泥棒だから、きれいな金じゃないけど…
 
まぁその金でありとあらゆる名医を尋ね回って治療を受けたが、誰もその病気を治せなかった。
 
 いわゆる《不治の病》ってやつだ
 
 そしてついに死を宣告された事で苛立ち荒れる男は
 通りかかったある山で見たこともない絶景を見たんだ
 何を見たと思う?
 
《桜》だ 山いっぱいの鮮やかな桜を見た!!
 
 そしてまた医者に見てもらった そして男は驚く
 
医者が言った「まるで健康体だよ」と
奇跡が起きた そう思った
 だがそうじゃない!!
 これは立派な医学だ
 
 感動によって男の体に何らかの変化がおきたんだ
 
治らねぇはずの病が治ったんだ!!
 
 つまりこの世に治せねぇ病気なんてねぇのさ!!
 
 誰がなんと言おうとも俺は医者としてこの国を救う!!
 
 だから全ての病気に俺は この【ドクロ】をかかげたのだ!!
 
 コイツはな 不可能をものともしねぇ 信念の象徴だ!!!
 これをかかげ 海賊のように俺は戦う」
 
 
それから一年が経ったある日に
 
 そんな話をしてくれた
 恩人がもうすぐ死ぬという話を聞いてしまった
 
 俺は医学はわからないが医学の本を読みあさってついに見つけた
 全ての病気に戦えるあるキノコを
 
 傷だらけになりながら頑張って採った
 
 そして家に帰ってその恩人にスープにして飲ませた
 
 良薬口に苦し
 恩人はまずいまずいとおえつをもらしながらそれでも飲んでくれた
 
 そしてありがとうと
 言ってくれた
 
 涙が出てきた
 
 恩人がいない間に
 恩人の知り合いの医者が家に来た
 
 俺は自慢気に話した
 
 「もうあの人は大丈夫なんだ俺が頑張って採ってきたこのキノコをちゃんと食べたから」
 
 
  その人は愕然とした
 
 
  そして話を聞いた
 最初は話を聞いていたが  途中から耳に入らない 
 
 涙が止まらない
 
 
 涙が溢れでてくる
 
 
  信じたくない
 
 
後悔だけが胸に残った