おもしろそうな本はないかとアマゾンを眺めていたら見つけた「これが生活なのかしらん」なのだが、ほかにも色々と良さげな本が目が入り、すっかり忘れてしまった。
ある日、佐久間宣行さんのユーチューブチャンネルでゲスト出演したダウ90000の蓮見さんが嫉妬したクリエイターのひとりとして小原晩さんを挙げていた。はじめてきいた名前だった。と思ったら、「これが生活なのかしらん」の著者だった。本を絶賛する蓮見さんの言葉に読みたい欲がグッと湧き、早速読んでみた。
ひとり暮らし、三人暮らし、実家暮らし、寮暮らし、ふたり暮らしと様々な暮らしをしてきた小原さんが当時を綴った本書は、大きな事件・事故やインパクトのある出来事が書かれているわけではないけれど面白かった。
すぐに忘れてしまいそうな些細なことの連続である日常生活。そのなかにあるちょっとしたおかしみを敏感に感じ取って多くの人に伝わるよう言葉にしたい。なかなか難しいことだけど、本書を読みながらそう思った。