早乙女ぐりこさんの日記・エッセイ「速く、ぐりこ!もっと速く!」を読んだ。「転職ばっかりうまくなる」のひらいめぐみさんも、「死ぬまで生きる日記」の土門蘭さんも、「書きたい生活」の僕のマリさんも、日々の暮らしや思いを書くことによって救われてきた人だったが、早乙女ぐりこさんもそういう人だった。
本書を読み終わって強く感じたのは、気の合いそうな人と出会っては傷ついてを繰り返す人生はシンドイということ。出会いと別れを繰り返さなくても、幸せな人生を送りたいとあらためて思った。
本書のこんな言葉が印象に残る。
ついこの間まで、自分のことを不幸かもしれないと思っていたときは楽だった。私はただ嘆いていればよかった。絶望しながら、絶望を乗り越えていこうとする自分自身を文章に書いていればよかった。幸せは大変だ。幸せは壊れてしまわないように大事に守らなければならない