「中村明珍のこみゅにてぃわ」中村明珍×安孫子真哉 | やっぱJ-POPが好き 自己満日記

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先日の24日、チン中村の名義で銀杏BOYZのギター担当だった中村明珍氏と、同バンドでベース担当だった安孫子真哉氏がZoomを使いオンラインで対話した配信「中村明珍のこみゅにてぃわ」を視聴した。

 

この配信では現在農業を営む二人がお互いの出会いから今日までを語り合った。和やかに言葉を交わす二人の雰囲気を感じ取れるだけで銀杏ファンの僕自身満足だったが、とりわけ強く印象に残ったのは、農家として出荷作業に勤しむことはバンドでツアーをしている感覚に近いものがあったという安孫子氏の言葉だった。やや朴訥な口調で放たれたその言葉には、身を削ぐような音楽活動をしてきたがゆえに確かな重みがあった。

 

また配信では安孫子氏の経歴をまとめた映像(スライドショー)が流された。そのバックミュージックは、銀杏BOYZでの制作活動がなかなか進まなかった時期、スタジオの空き時間を使いメンバーでコピーしたらしいはっぴいえんどの「12月の雨の日」だった。映像終了後、そのことに全く気付いていない様子の安孫子氏に中村氏が「僕らが演奏してるんです。あなた(安孫子氏)が歌ってます」と伝えると驚いていた。しかし何より驚いたのは何も知らずにこの秘蔵音源を耳にし、その事実を知ったこっち(自分含め銀杏ファン)の方だ。ライブパフォーマンスこそ激しくて、技巧的な演奏をするイメージは薄かった旧メンバーの銀杏であったが、このはっぴいえんどのカバーはほぼ完璧な完コピで、中村氏いわく「オリジナリティのかけらもない(笑)」とのことだった。ちなみに他にも謎の音源もあるそうで、是非聴いてみたい。また、二人の対談の第二弾にも期待したい。