音が辛い。

 
 
電車に乗ってて、前の人の口の中に飴が入ってる。
 
コロコロ口で転がして飴の音
クチャクチャ唾液の音
 
 
地獄。
 
 
無理。
 
 
 
鼻をすする音も無理。
 
 
 
ものを食べてる時の口の音
 
何気ない舌打ち
 
鼻水をすする
 
 
 
そういう類の音が究極に無理。
本気で気持ち悪すぎる。
 
 
 
そのために、ノイズキャンセリングがついてるウォークマンを持ってるのに。
なのに鞄に入れ忘れた。
 
もう、自分が情けなさ過ぎる。
 
だめだー。
家に帰りたくない。
 
帰りたくない。
 
帰りたくない。
 
 
 
電車にだって乗りたくない。
 
何より帰りたくない。
 
 
なんで帰るんだろう?
 
お母さん助けなきゃって思ってたね。
 
お小遣いもらったし。
 
 
もう要らないから帰りたくない。
 
おばあちゃんの相手をしに
ご飯を作りに
 
帰りたくない。
 
 
 
わたしにも、あたたかい実家が欲しかった。
 
心休まる実家が欲しかった。
 
 
 
寂しさや、苛立ちや、虚しさ、
 
負の感情が集まる実家は要らない。
 
 
 
 
わたし、もう自由になっていいよね。
 
もう帰らなくてもいいんじゃないかな。
 
 
 
自分の心に素直になりたい。
 
家に帰らなくていいかな。
ご飯作らなくていいかな。
 
怖いね。
とても怖いね。
 
 
 
楽しく過ごすフリをしなきゃいけない。
それも、嫌だ。
 
なんの為に生きてるんだ?
 
こんなに実家に縛り付けてるのは自分自身に過ぎないはず。
 
 
 
でも業のように、
まるで修行のように
 
 
帰ることを自分に課している。