これは、なんでしょう?
はい、答えはタイプライターです。
日本では見たことがない人も多いのでは?と思って、載せてみました。
かくいう私もその1人で、ガーナへ来て、
初めてタイプライターというものを目にしました。
首都アクラのオフィス街へ行くと、軒を連ねるタイピストたちを見かけます。
ガーナにはまだ、PCや文書作成ソフトが使えない人たちがたくさんいます。
でも、オフィシャルな文書は、手書きでは受け付けてもらえません。
そこで、活躍するのがタイピスト。
手書きで作った文書を、タイピストに頼むとあっという間に打ち直してくれます。
そんなに需要があるのか?と思いきや、意外と必要とされているようです。
この日も、忙しそうに(しかもリズムカルに)キーを叩いていました。
ちなみに、ICTの授業で生徒に「タイプライターは知っているか?」と聞くと、ほとんどの生徒が「イエス」と答えます。
それほど、タイプライターはガーナでは身近な存在のようです。
なので、「タイピングが速く正確に出来たら、タイピストという職業にも就ける!」というわけで、
TTIの生徒たちも、授業の合間にICTルームに来ては、トレーニングソフトを使って日々黙々と(?)練習しています。
ですが、よく見ていると、気が競ってどうしてもキーボードばかりを見てしまいがち。
それじゃ、いつまでたっても速く正確には打てません。
見るに見かねて、頑張っている生徒たちには、ブラインドタッチのコツを教えることにしました。
練習あるのみ!
というわけで、PCのスキルアップによって、
彼らの就職先の選択肢が広がることを願ってます。