長女の体は健康体…


色んな角度から検査を
繰り返し
そう診断された


体が健康なら
小児内科には
これ以上いることは
できない…

他のベッドの子は
毎日治療をし
副作用と戦っている

そして
ベッドの空きを
命の危険のある
子供がたくさん待っている


週末一時帰宅しましょう
そしてそこで問題なければ
退院しましょう


先生からそう伝えてられた


そして迎えた一時帰宅当日…


病室に迎えに行った時点で
顔色がおかしい…


「ママ…気持ち悪い…」


そう言っていた


先生、本人、私で
一時帰宅するか
見送るか考えた


でも
体は健康


一時帰宅しましょう!

そう決まった


その日はすごい雨だった
土砂降りの雨の中
車イスから車に乗り換えた

車に乗った娘は
ますます
ぐったりしだした


そして家に着いたころには
5月の一番辛そうな状態に
戻っていた



なんでなの…!!?
なにが原因なの??


入院するときは

「入院したくない!家に帰りたい!」

そう言ってきたのに…

今度は家に帰りたくない??

私の頭の中に

拒食症
またその言葉が浮かんできた


親との関係が悪い場合に
起きる

そう書いていた


私が全ての原因…?
家の空気?
妹達の存在?

一時帰宅して家に帰って
また吐き気に襲われている娘


ただただ辛かった


私は一緒にいたい
これからもみんなで
楽しく暮らしたい


でも…

でも…

でも…


娘はそれを望んでいないんだ


一時帰宅した日
また嘔吐が始まった…


私への拒否反応?

 
言葉では言えないから…
それが体に表れている?


私は夜も寝れず
何度も何度も考えた


そして…



娘を手放すこと




それが娘の幸せなら…


私に出来ることは
もうそれしか残されていない


そう感じた


この3ヶ月間
考えつくことは
出来るだけやった


でも…
全てが裏目に出ている気がした


元夫
義理の母に
娘を託す


胸が引き裂かれそうな感情


でも私の苦しみはどうでもいい…


この子が幸せで
笑っていられるなら…



それが
最善


長女は
そこへ行く方が
幸せなんだ


母子家庭の家で
苦労して生きるより…
私の元で育つより…


裕福な
義理の母と夫に
育ててもらう


ここは
娘にとって
吐き気を感じるような家
もう無理しなくていいから…


私が離れること


それが


それが娘の幸せ


そして
病院に電話をした


「娘の嘔吐がまた始まりました…」

明日の朝
一旦病院に戻ってくるように
言われた


私はショックで
その時の記憶があまりない


どうやって病院まで
運転したんだろう…


この日は
暗闇の底辺
一筋の光すら届かない

そんな深い穴に
落ちた瞬間だった


そして
6月になってから
私は耳鳴りに悩まされていた


耳の奥が
キーーンとする


電話の声すら
聞こえない日もあった



ストレス…



そのときは
そう感じていた

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