(お勧め度:★★☆ 2.5) ※ヒューマン
【ストーリー】 秋元康原作小説の映画化。
ある日突然肺がんと診断され、余命半年の宣告を受けた幸弘(役所広司)。死を目前にひかえた彼は、残される家族や大切な人たちと向き合いながら、これまでの人生を振り返る―
妻と2人の子供との幸せな生活。何不自由なく暮らしてきた48歳の幸弘は、医師から余命半年と宣告されてしまう。そして、彼が選択したのは延命治療でなく、今まで出会った大切な人たちと直接会って、自分なりの別れを告げることだった。自分が生きた時間とはこういうものだったと、しっかり見極めて死にたいと思った幸広。
すべてを妻にさらけ出す夫と、夫のすべてを受け入れた妻。23年間を共に過ごしてきた夫婦にとって、この最後の半年間は、忘れ得ない、かけがえのない時間となる・・・。
役所広司さんの演技は凄かった。病気の進行とともに痩せていき、顔がげっそりとしながらも、目には物凄い力があって・・・役者って目だけでも演技出来るんですよね・・・。
他の役者の方々も素晴らしいのですが、少々薄っぺらな感じがしてしまったのがとても残念でした。余命半年と宣告された時、何故治療を受ける事をしなかったのでしょうか?どうして大切な家族の為にも、少しでも長く生きようとしないのか。全体的に、あまりにも現実離れし過ぎていた気がします。
病気になった父(夫)との、家族の愛を描きたいのかな~と思うと、実はずっと守りたかった・・・という愛人がいたり、死を間際にやり残したことをするにしても、やってる事は自分勝手なことばっかりだし・・・何を描きたいのかがいまひとつ掴めなかった。こういう風に死を迎えられたら、幸せだねってことなのかな?
もし自分も、残り半年の命ですと宣告された時どうするのか。この映画を見た後は、きっとそう考えると思います。そう貴方にも考えて欲しいということが、描きたかったことなのかもしれませんね。
死までの時間が、ゆっくり流れる病室で愛人の井川遥が現れ言葉を交わす2人。そして、幸弘と兄(岸辺一徳)との会話が、とても心に残りました。
この作品は、主人公と同じ年代の男性にお勧めの作品です。私は未婚ですが、女性とくに妻という立場に居る方には、お勧めしません。見ていると腹立たしく思うかもしれませんね^^;
