(出演:ファトゥマタ・クリバリ/マイムナ・エレーヌ・ジャラ/サリマタ・トラオレ)


(お勧め度:★★★★ 4


【ストーリー】 割札(女性の性器を切除すること)の習慣が残る、西アフリカの小さな村。ある日、4人の少女が割札を嫌がり逃げ出す事件が起きた。困惑と混乱の中、娘たちを必死で守ろうとする母親たちの闘いを描く人間ドラマ。アフリカ社会が抱える問題と人間への愛と尊厳を描き出す。


目 テーマは本当に重たいものでした。この割札(かつれい)という言葉は、この映画を見て初めて知りました。主に西アフリカで昔から行われている風習で、女性の性器を麻酔もせずに、消毒もしていないようなナイフで削ぎ落とす・・・小さな穴を2ヶ所だけ残し、縫い付ける事もあるようです。女性は汚いから、割札をしないと結婚できないから・・・そういう理由もあるようで、今も1日6000人の子供がこの割札を受けているそうです。

 映画では、この古い慣習を守ろうとする村長や村の男たちと、割札を止めて新しい文化を取り入れようとする女性の闘いを描いています。逃げてきた少女を必死で守る女性コレ。次第に、この習慣に疑問を持つ村長の息子や村の男。しかし、年長者、男上位の価値観の村では、なかなか勇気を持って行動出来ないでいる・・・。

 この慣習を続ける愚かな男たちを決して馬鹿にした描き方はせず、古い文化を守ろうとする人、新しい文化を取り入れようとする人、それぞれを巧く描いていたと思います。

映画が面白い面白くない・・という事でなく、こういうことが行われている事実を知る為にもお勧めしたい作品でした。