ふ
テレビっ子だった。
家族みんながテレビ好きで常にテレビはつきっぱなしの環境で育った。母はドラマ、父はバラエティー、私はアニメ。リモコンの争奪戦が勃発することはないけれど、それぞれがそれなりに譲り合っていたのだと思う。ビデオテープに録画する技を習得したのは幼稚園児のときだったはず。録画した大好きなアニメ《ぼのぼの》の上に、《笑う犬》を父に重ねてられたときは泣いた。
高校受験のときはラジオを勉強しながらよく聞いた。田舎だから電波が入らなくて、でも必死で聞いた。大好きだったラジオ。とくにラジオドラマが好きで当時聞いた母の日をテーマにしたラジオドラマが未だに忘れられない。
子育てするようになって、改めてラジオを聞いている。身体は疲労感があるのに神経は高ぶってなかなか寝付けないこともある。そんなとき目をつぶって楽しいラジオは私のヒーローだ。
ありがとうラジオ
昔も、今も、心細いときはラジオが側で話していてくれる。
ありがとう
ラジオは親のようにいつもそっと耳に寄り添う。
私はラジオの子どもかも、だってラジオの声が大好きだもん。
今も、昔も、未来も、
私はラジオっ子だ。