体質、体調に合わせた便秘薬選び

 

自分に合った便秘薬をお使いですか?     

一口に便秘といっても、便秘を起こす原因は一人一人違ってきます。

今回は体質に関係した便秘を大きく二つのグループに分けてみます。

 

あなたはどちらのタイプ?

実性便秘

・体力のある人の便秘

・1~2日排便がないと強い“のぼせ”などの不快感が強く出る

・下剤を飲んでも平気なタイプ

仮性便秘

・体力のない人の便秘

・3~4日排便がなくとも“のぼせ”などの不快感は生じない

・下剤を服用すると“腹痛”を起こすタイプ

 

薬局ジョインに便秘のお悩みでご相談に来られる方は、女性や高齢者の方など仮性便秘の方が大半です。

また、処方せん調剤の患者様で便秘薬が処方されている方も大半が仮性便秘と思われます。(心の声:もっといい便秘薬があるのに・・・)

 

仮性便秘の方は

血行を良くしておなかの働きを元気にしましょう!

 

センノシド(センナ)などの刺激性の便秘薬は習慣性があり、長く連用すると効果が弱くなることも多くあります。

 

イメージ:働く力が弱くなった腸にムチを打って働け、働けというようなもので、腸も疲れ果て弱ってしまいます。

そして、出ないと量を増やすことになり、さらに疲れてしまうという悪循環に陥ることがあります。

 

若い女性でエッと驚くほどの量の便秘薬を飲んでいた人が何人もいました。(心の声:もっといい便秘薬があるのに・・・)

 

便秘体質を改善する薬をお勧めします。

排便を促す単なる下剤ではなく、便秘を起こす原因を踏まえ、現代人の体質を考慮し、体力のある便秘から体力のない便秘まで、幅広い便秘のタイプに対応する便秘改善薬をお勧めします。

 

〈参考〉便秘を起こす病気

過敏性腸症候群、大腸憩室症、痔核、胆嚢炎、胆管炎・・・など等、実にいろいろな病気があります。

 

便秘も関係する腸のお話

「腸内環境はアレルギーなど免疫のかなめ」

「腸は第2の脳」

この二つのテーマは健康に関係する新しい研究結果が多く報告されています。

次回以降にわかりやすくまとめて皆さんにお届けしたいと思います。