戦争の犬たち - The Dogs of War - | hiroチャンのブログ

戦争の犬たち - The Dogs of War -


【フレデリック・フォーサイス】

Frederick Forsyth CBE 

1938年8月25日 - 2025年6月9日

イギリス・ケント州アシュフォード出身の作家。スパイ小説や軍を舞台にした作品が多く、世界各国で読まれている。 




誕生:1938年8月25日
イングランド、ケント・アシュフォード 
死没:2025年6月9日(86歳没) 
イングランド、バッキンガムシャー 
職業:小説家
国籍:イギリス
活動期間:1969 - 2025
ジャンル:犯罪小説、スリラー

19歳でイギリス空軍に入隊後、1956年から1958年まで勤務する。その後、イースタンディリープレスのレポーターとしてジャーナリズムの世界に入り、1961年にロイター通信社の特派員としてパリ、西ドイツ、チェコスロバキアで過ごす。1965年にBBC放送入りし、1967年にナイジェリア内戦(ビアフラ独立戦争)取材の特派員として現地入りした。

そして1970年に、フランスのシャルル・ド・ゴール大統領暗殺未遂事件を書いた処女作『ジャッカルの日』を世に送り出した。  


フォーサイスは秘密情報部(MI6)の協力者としてスパイ活動を行い1973年に東ドイツから小包を国外へ持ち出す任務などを行ったほか、書いた小説は出版前にMI6へ内容を確認していたと2015年に語った。

フォーサイスを語る上で欠かせない逸話として、赤道ギニアのクーデター支援がある。『ジャッカルの日』の印税により、ナイジェリアでの独立戦争に敗れ祖国を失ったビアフラ人のために傭兵部隊を雇い、赤道ギニア共和国に対しクーデターによる政権転覆を1972年に図った。しかし、計画は船への武器積み込み予定地であるスペインで、事前に買収していたスペイン国防省の役人の裏切りにより、傭兵隊長がスペインで身柄を拘束され頓挫した。この実話を下地にして、執筆されたのが『戦争の犬たち』で、この物語では作戦は成功している。後年、アカデミー賞俳優のクリストファー・ウォーケン主演で映画化された。 



ただし『朝日新聞』の取材には、作戦会議を取材させてもらっただけで、傭兵達が自分を首謀者だと思い込んだのだと、計画への関与を否定している。

また、ロシアの危機を描いた『イコン』(1996年)は、現在のロシア情勢と照らし合わせてもリンクするところが多く、再評価されている。フォーサイスは同作で執筆活動の終結を宣言した。そのため、直後の来日時のサイン会では、多くのファンが詰めかける結果となった。

結局、絶筆宣言は覆され、8年ぶりにスパイ小説『アヴェンジャー』を発表。その後、アンドリュー・ロイド=ウェバーと共に『オペラ座の怪人』の続編となる『ラヴ・ネヴァー・ダイズ (ミュージカル)』、原作はフォーサイスの作品『マンハッタンの怪人』(The Phantom of Manhattan))のミュージカル脚本を上梓し、アルカーイダやタリバンなど複雑な思惑の絡み合うイスラム社会とテロリズムを描いた『アフガンの男』(2008年)を発表する。

映画化され話題となる作品も少なくない。

〔死去〕 2025年6月9日死去。86歳没。


《主な著作(日本語訳)》
ビアフラ物語 飢えと血と死の淵から(角川選書)

ジャッカルの日(角川書店)角川文庫で全て再刊されている 




オデッサ・ファイル(角川書店) 


戦争の犬たち(角川書店)

シェパード(角川書店)
収録作品:
ブラック・レター
殺人完了
シェパード

悪魔の選択(角川書店)

第四の核(角川書店) 




ネゴシエイター(角川書店)

神の拳(角川書店)

イコン(角川書店)上下巻

ハイディング・プレイス(フジテレビ出版) 日本が舞台の短編作品

カリブの失楽園(角川書店)

戦争の犠牲者(角川書店)

売国奴の持参金(角川書店)

帝王(角川書店)
収録作品:
よく喋る死体
アイルランドに蛇はいない
厄日
免責特権
完全なる死
悪魔の囁き
ダブリンの銃声
帝王

戦士たちの挽歌(角川書店)
収録作品:
戦士たちの挽歌
競売者のゲーム
奇蹟の値段
囮たちの掟
時をこえる風

フレデリック・フォーサイス 翼を愛した男たち(原書房、伏見威蕃訳) アンソロジーの編著

マンハッタンの怪人(The Phantom of Manhattan)(角川書店) - ラヴ・ネヴァー・ダイズ (ミュージカル)の原作

アヴェンジャー(角川書店)

アフガンの男(角川書店)

コブラ(角川書店) 黒原敏行訳

キル・リスト(角川書店) 黒原敏行訳

アウトサイダー 陰謀の中の人生 黒原敏行訳 KADOKAWA - 自伝


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小説
【戦争の犬たち】
The Dogs of Warは、イギリスの作家フレデリック・フォーサイスの軍事・経済小説。1974年に出版された。



《概要》
プラチナ鉱山の利権を狙ってアフリカの小国にクーデターをしかける資産家と傭兵たちの陰謀を描いている。
題材となったクーデターは、フォーサイスが参画した赤道ギニア共和国に対する実際のクーデターに基づいているといわれている。作品中に出てくる将軍はビアフラ共和国のオジュク将軍がモデルであり、ジャーナリスト時代にビアフラ戦争の取材を行い『ビアフラ物語』を執筆したフォーサイスはビアフラに同情的であった。
タイトルの「戦争の犬たち」は原題の直訳であるが、これはシェイクスピアの戯曲『ジュリアス・シーザー』の第三幕第二場に出てくる「戦争の犬を解き放て(let slip the dogs of war)」という台詞を引用したものである。日本語の語感からくる「金のために資産家の犬として働く戦争屋」のようなニュアンスはなく、むしろ作品中において傭兵は「依頼を受けるかどうかを自ら判断し、雇い主に対して最善を尽くすプロの戦士」として好意的に描かれている(優れた猟犬というようなイメージであろう)。
内容はタイトルから想像される派手な戦争ものではなく、大部分は事前の綿密な情報収集・現地調査、武器弾薬や装備の入手、ペーパーカンパニーや輸送船の買収などの準備に費やされており、ヨーロッパにおける闇兵器売買の実態、不正な経済活動の実例といったフォーサイスらしい薀蓄が多く示されている。
なお、シャノンの経歴としてコンゴ動乱における白人傭兵の活動もかなり詳しく書き込まれている。また、シャノンの部下の傭兵たちの出自、経歴はアフリカで戦う白人傭兵の典型例が使われており、後の作品の『ネゴシエーター』にも似たタイプの傭兵達が登場する。

映画
【戦争の犬たち】
The Dogs of War
監督:ジョン・アーヴィン
脚本:ゲイリー・デヴォア
ジョージ・マルコ
原作:フレデリック・フォーサイス
製作:ラリー・デウェイ
製作総指揮:ノーマン・ジュイソン
パトリック・J・パーマー
出演者:クリストファー・ウォーケン
音楽:ジェフリー・バーゴン
撮影:ジャック・カーディフ
編集:アントニー・ギブス
配給:ユナイテッド・アーティスツ
公開:1980年2月13日
(日本)1981年3月28日
上映時間:118分
製作国:アメリカ合衆国
《概要》
1980年に小説を原作にした同名の映画が作られた(The Dogs of War)が、前半の準備部分を大幅に省略した上、映画独自の設定を加えているため、原作とは異なった作品となっている。
キャスト
役名/俳優
ジェイミー・シャノン/クリストファー・ウォーケン
ドルー/トム・ベレンジャー










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映画『第四の核/The Fourth Protocol』 





(あらすじ)
1987年冬、ソ連時代。タカ派のKGB議長ゴボルシンは、西欧とアメリカを分断させる“オーロラ計画”を実行に移すことを決断する。
それはイギリスで反核運動を刺激し、総選挙の期間中に英国内の米軍基地で核爆弾を爆発させ、それによって選挙で反核を強く訴えていた労働党に浮動票を取り込ませて親ソ政権を樹立させ、西欧とアメリカを分断させるというものであった。
KGBは工作員のアレクセイ・ペトロフスキーを実行役としてロンドンに送り込む。彼はスーツケースサイズの核爆弾を数回に分けて英国内に持ち込み組み立てるミッションを帯びていた。
一方、かつてはMI5のエージェントだったが、度重なる上司との衝突から港湾担当に左遷されていたジョン・プレストンは、東側船籍の船員の事故死の捜査の過程で恐るべき物を発見する。それは核爆弾の起爆装置となるポロニウムで、ペトロフスキーに渡る予定の物であった。これでソ連側の企みに気付いたプレストンは、ペトロフスキーの追跡を開始する。
《キャスト》
ジョン・プレストン:マイケル・ケイン
アレクセイ・ペトロフスキー:ピアース・ブロスナン

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