Guns don't kill people, people kill people.
1871年11月17日
全米ライフル協会設立が設立される。
【全米ライフル協会】
National Rifle Association of America、略称:NRA(エヌ・アール・エー)は、アメリカ合衆国の銃製造業者や銃愛好家の団体であり、有数の圧力団体である。「全米最強のロビイスト」と呼ばれる。
サンフランシスコ市は2019年9月3日、全米ライフル協会を国内テロ組織として認定した。
設立年:1871年11月17日
設立者:ウィリアム・C・チャーチ、ジョージ・W・ウィンゲート
目的:銃規制に反対する銃愛好者によって設立された圧力団体
本部:バージニア州フェアファックス
11250 Waples Mill Road, Fairfax, VA 22030
設立:1871年
会長:ボブ・バー(2024年5月就任)
会員:約400万人スローガン:「Guns don't kill people, people kill people.(銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ)」

1871年に「アーミー・アンド・ネービー・ジャーナル」(現在の「アームド・フォーセス・ジャーナル」)編集者のウィリアム・コナント・チャーチと、北軍の将軍ジョージ・ウッド・ウィンゲートを中心に、南北戦争に勝った北部出身者、銃販売業者や銃愛好家などにより設立される。アメリカ合衆国憲法修正条項第2条に定められた「武器を所持して携帯する権利」を根拠に、銃規制に反対している。
但しこの条文は州兵の活動の為に定められたものであり(前段「よく規律された民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから」より)、NRAが主張する「国民の無制限な武装権」を認めたものではない、と批判する学説もある。
なお、連邦最高裁判所は2008年7月、同条項を「個人の武装権を認めたもの」とする判決を示した。
結成当時、コルト・ファイヤーアームズや軍・司法機関・連邦政府と結託して準公的機関と装って銃器を普及させた事に協会活動は始まる。
スミス&ウェッソンやレミントン・アームズなどの政府や軍と取引の多い銃、武器メーカーからの潤沢な援助を受けている他、政府への献金も行っており、共和党の保守層を中心に有力な政治家の会員も多く、間接的ではあるが政治的な発言力は強い。これらのことにより、歴代のアメリカ合衆国大統領の多くが会員や名誉会員になっている。また、その会員数の多さからも有力なロビー団体の一つともなっている。
1981年3月に、ワシントンD.C.で起きたロナルド・レーガン大統領暗殺未遂事件の際に重傷を負った大統領報道官・ジェイムズ・ブレイディの名前を取って名づけられた銃規制法案「ブレイディ法」は5年間の時限立法だったことにより、期限の切れる1998年に、5日間の待機期間を1日以内の即時許可に修正して、それをブレイディ法対象外だったライフルと散弾銃にも適用してブレイディ法を延長させた。2004年には1994年に10年間の時限立法で制定した攻撃用銃器規制法の延長を阻止することに成功している。
政治上の利点のためならば銃規制に妥協する場合もあるため、米国銃所有者協会(GOA)など銃規制に一切妥協しない陣営からは「NRAは全米最強の銃規制団体」と批判されている。
なお、白人至上主義団体で有名な秘密結社(テロリストに指定されている)クー・クラックス・クラン(KKK)とNRAはまったく無関係な組織であるにもかかわらず、一部マスコミでは2つの団体が関係があるように報道しているケースがみられる(後述ボウリング・フォー・コロンバインのアニメパートでの描写など。全く関係ないと言っているが、皮肉を込めてである)。
全米ライフル協会は、豊富な資金を武器に、アメリカ議会に強い影響力を有する。バラク・オバマ大統領は銃規制推進に熱心であるが、2015年6月19日のインタビューで「議会での全米ライフル協会の支配力は極めて強い」として、銃規制強化に悲観的な見方を示した。
組織破綻と移転
2020年8月、ニューヨーク州司法省から組織の資金が流用されているとして解散と賠償を求め州裁判所に提訴された。これに対し、解散を逃れるため財務状況が良好にもかかわらず連邦破産法第11章適用(民事再生)を申し立て、登記先を銃規制が強まるニューヨーク州から比較的規制の緩いテキサス州へ移す手続きを開始。しかし2021年5月11日、誠実な申請ではないとしてテキサス州連邦破産裁判所は申し立てを却下した。
ユリシーズ・グラント(元合衆国大統領、元軍人、第8代会長)
ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ(元合衆国大統領、元軍人)
チャック・ノリス(俳優、作家、映画製作者、元軍人、NRA-ILA(立法処置のためのロビー活動部)現名誉会長)
チャールトン・ヘストン(俳優、元軍人、元会長)
ジョン・ミリアス(脚本家、映画監督)
サラ・ペイリン(元アラスカ州知事)
グレン・ベック(ラジオ・パーソナリティー、テレビ・アンカーマン)
テッド・ニュージェント(ハードロック・ミュージシャン)
マイケル・ムーア(映画監督。19歳の時、会員資格を返上。後にアメリカの銃社会を批判したドキュメンタリー映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』を監督)
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