The Usual Suspects | hiroチャンのブログ

The Usual Suspects


【ブライアン・シンガー】
Bryan Singer
アメリカ合衆国ニューヨーク市出身の映画監督。南カリフォルニア大学(USC)映画学科卒。ドイツ系ユダヤ人移民の家系で、ウェールズ系の血も引いている。




ブライアン・シンガー
Bryan Singer
生年月日:1965年9月17日
出生地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク

《略歴》
1995年の映画『ユージュアル・サスペクツ』で一躍注目を浴び、大作映画『X-メン』の監督に抜擢された。



その後、『X-MEN2』『スーパーマン リターンズ』を監督した他、ヒトラー暗殺計画を描いたトム・クルーズ主演の『ワルキューレ』の監督もしている。



自身のプロダクション会社バッド・ハット・ハリー・プロダクションズを設立している。
2015年、第28回東京国際映画祭のコンペティション部門で審査委員長を務める。

2017年、『ボヘミアン・ラプソディ』を撮影中の12月1日、ハリウッド・リポーターがシンガーが感謝祭の後も現場へ復帰せず、撮影監督のニュートン・トーマス・サイジェルが代行監督を務めていたため、20世紀フォックスが撮影を中断し、監督交代を検討し始めていることを報じる。シンガーの不在理由は「本人及び家族の健康問題」と報道されたが、一方で出演者やスタッフとの衝突も報道された。シンガーは2016年公開の『X-MEN:アポカリプス』でも撮影を無断で中断していたことから、20世紀フォックスは2017年12月4日には撮影終了2週間前ながらシンガーを解雇、バッド・ハット・ハリーとも契約解消。 




その後、全米監督協会の規定によりシンガーが監督としてクレジットされる旨が発表された。

《その他》
俳優のマーク・シンガー、その妹で女優のロリ・シンガーは従兄弟。

《フィルモグラフィー》
映画
年・邦題/原題・クレジット・備考
1993
パブリック・アクセス/Public Access/監督・脚本

1995
ユージュアル・サスペクツ/The Usual Suspects/監督・製作

1998
ゴールデンボーイ/Apt Pupil/監督・製作

2000

X-メン/X-Men/監督・脚本(原案) 



2003
X-MEN2/X2/監督・脚本・製作(製作総指揮) 


2006
スーパーマン リターンズ/Superman Returns/監督・脚本(原案)・製作

2008
ワルキューレ/Valkyrie/監督・製作

2009
ブライアン・シンガーの トリック・オア・トリート/Trick 'r Treat/製作

2011
X-MEN:ファースト・ジェネレーション/X-Men:First Class/脚本(原案)

2013
ジャックと天空の巨人/Jack the Giant Slayer/監督・脚本

ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム/Uwantme2killhim?/製作

2014
X-MEN:フューチャー&パスト/X-Men:Days of Future Past/監督・脚本(原案)・製作

テイキング・オブ・デボラ・ローガン/The Taking of Deborah Logan/製作

2016
X-MEN:アポカリプス/X-Men: Apocalypse/監督・脚本(原案)・製作

2018
ボヘミアン・ラプソディ/Bohemian Rhapsody/監督 撮影途中で降板 




テレビシリーズ
Dr.HOUSE House M.D.(2004年 - 2012年)製作総指揮

ダーティ・セクシー・マネー Dirty Sexy Money(2007年 - 2009年)製作総指揮

バトル・クリーク 格差警察署 Battle Creek(2015年)製作総指揮

レギオン Legion(2017年) 製作総指揮

ギフテッド 新世代X-MEN誕生 The Gifted(2017年-2019年)製作総指揮・Season1第1話監督

===============

『ユージュアル・サスペクツ』
The Usual Suspects



1995年にアメリカで製作されたサスペンス映画。
監督:ブライアン・シンガー
脚本:クリストファー・マッカリー
製作総指揮:ハンス・ブロックマン 他
出演者:ガブリエル・バーン/ケヴィン・スペイシー/スティーヴン・ボールドウィン/ケヴィン・ポラック/ベニチオ・デル・トロ/チャズ・パルミンテリ/ピート・ポスルスウェイト/スージー・エイミス/ジャンカルロ・エスポジート/ダン・ヘダヤ/ピーター・グリーン/スコット・B・モーガン
公開:1995年8月16日
1996年4月13日(日本公開)
上映時間:106分
製作国:アメリカ合衆国
製作費:$6,000,000
興行収入:$23,272,300

回想によって物語を錯綜させる手法で謎の事件を描く作品であり、アガサ・クリスティの『アクロイド殺し』を下敷きにしたという計算された脚本が話題を呼び、アカデミー脚本賞を受賞した。また、ケヴィン・スペイシーは本作でアカデミー助演男優賞を受賞している。

冒頭部分で左手に拳銃を持つ謎の男が複数の登場人物を殺し、カリフォルニア州のサンペドロ港に停泊していた船が爆発・炎上して、銃殺体を含む多数の遺体が見つかる。実は、この船がマフィアの麻薬密輸船であり、船の炎上と多数の死者は、マフィアと対立組織の抗争によるものと思われた。関税局捜査官クイヤンは、その事件で一人だけ無傷で生き残った、左側の手足に麻痺があると思われる動作をするヴァーバル・キントを尋問する。詐欺罪で刑務所に入れられたことがあったキントは、事件が起こるまでの一連の過程を語り始める。

密輸船爆発の6週間前、ニューヨークの警察署に、ある銃器強奪事件の「面通し」のために5人の「常連の容疑者」(ユージュアル・サスペクツ)が集められた。5人は、元汚職刑事のキートン、マクマナスとフェンスターの強盗コンビ、爆弾製造を請け負うホックニー、そしてキントだった。5人はこの件では立件されず釈放される。

キートンら5人は、警官の汚職が絡んだ宝石強奪をマクマナスに持ちかけられ、実行して成功させる。そしてカリフォルニアで取引相手の故買屋レッドフットに新たな宝石強奪をもちかけられ実行するが、強奪したケースに入っていたのは宝石ではなく麻薬だった。
ケースの中身が違っていたことについてレッドフットに詰め寄ると、大元の依頼主である「弁護士」に会うように指示される。コバヤシと名乗るその弁護士は、実在しないとも言われる伝説的ギャング「カイザー・ソゼ」の指示であると言い、5人に麻薬密輸船の襲撃を命令する。コバヤシによれば、5人はそれぞれ過去にカイザー・ソゼに関わる品を盗むなどしており、コバヤシはその詳細な記録も所持していた。コバヤシによれば、5人がニューヨークの警察署で顔を合わせ、手を組むことになったのも、カイザー・ソゼが仕組んだことであるという。

翌日、カイザー・ソゼの名を聞いたフェンスターは逃亡するが、死体となって発見される。キートンは、カイザー・ソゼなど実在せず、コバヤシこそがカイザー・ソゼだと主張しコバヤシを殺そうとするが、恋人のイーディを人質にとられており、残る3人もそれぞれ身内を盾に脅される。

4人は結局、指示通り船を襲うことになる。キートンは、なにかあったらお前だけは逃げてイーディに助けを求めろとキントに言い、船に乗り込むが、船内に麻薬はなかった。ホックニーとマクマナスは現場で何者かに殺され、キートンも銃撃され甲板の隅に追い詰められる。岸壁で隠れて船の様子を見ていたキントは、甲板でキートンがカイザー・ソゼ(と思われる何者か)に射殺されるのを目撃する。そして、カイザー・ソゼは船に火を放ち去っていった。

キートンはカイザー・ソゼに撃たれて死んだ、と語るキントに、捜査官クイヤンは、キートンこそがカイザー・ソゼであり、死んだように見せかけたのだと持論を述べる。船が運んでいたのは麻薬ではなく「カイザー・ソゼの顔を知る男」であり、その男を消すことがカイザー・ソゼの目的だった、との推理がなされる。クイヤンは、身柄を保護する代わりに検察側の証人になるようキントに迫るが、キントは拒絶する。
キントの身柄拘束はその後まもなく解かれ、警察署を去って歩いていくうちにキントの手足の麻痺がなくなるようにも見える映像が示される。キントを迎えに来た車の運転席にはコバヤシが座っている。
キントの証言を映像化したものによれば、カイザー・ソゼは左利きであり、左手で銃を扱う男である。
.