The Wild Geese | hiroチャンのブログ

The Wild Geese


【リチャード・バートン】

Richard Burton CBE
イギリス・ウェールズ出身の俳優である。イギリス映画界を代表する俳優の一人。 




女優のケイト・バートンは、最初の妻で女優のシビル・ウィリアムズとの間に生まれた娘。

本名:Richard Walter Jenkins Jr.
生年月日:1925年11月10日
没年月日:1984年8月5日(58歳没)
出生地:ウェールズ
国籍:イギリス
職業:俳優
配偶者:シビル・ウィリアムズ(1949・1963)
エリザベス・テイラー(1964・1974, 1975・1976)
スージー・ミラー(1976・1982)
サリー・ヘイ(1983-1984)
著名な家族:ケイト・バートン
受賞
トニー賞
ミュージカル部門俳優賞
その他の賞

《生涯》

炭坑作業員の息子(13人兄弟の12番目)に生まれる。2歳の時に母親が死に、姉夫婦に育てられる。16歳で学校をやめて働かなければいけなくなったが、彼の教師であったフィリップ・バートンが彼を養子に取り、18歳の時には英空軍の士官候補生としてオックスフォード大学エクセターコレッジの6ヶ月間の特別コースで学ぶことが許された。1943年にリヴァプールの舞台でデビューし、その後、舞台俳優として活躍。



1944年から3年間、英空軍のパイロットとして従軍。1949年に映画デビュー、映画で共演した女優シビル・ウィリアムズと結婚した。同年、クリストファー・フライ作の『The Lady's Not For Burning』での演技が絶賛される。これがきっかけとなって1952年にはハリウッドに招かれ、『謎の佳人レイチェル』でオリヴィア・デ・ハヴィランドと共演、アカデミー助演男優賞にノミネートされる。


舞台ではオールド・ヴィク座の『ハムレット』『オセロ』やブロードウェイのミュージカル『キャメロット』などに主演、英米の垣根を越えて活躍、特に『キャメロット』では1961年のトニー賞ミュージカル部門の俳優賞を受賞した。映画では『聖衣』『アレキサンダー大王』『北海の果て』『史上最大の作戦』などの大作や、『寒い国から帰ったスパイ』や『暗殺者のメロディ』などに出演。しかし『謎の佳人レイチェル』を初めアカデミー賞に計7回もノミネートされたものの、一度も受賞はしなかった。

1963年のマーク・アントニーに扮した『クレオパトラ』で共演したクレオパトラ役のエリザベス・テイラーと恋が芽生え、スキャンダルとなった。その後ウィリアムズと離婚し、一方エディ・フィッシャーと別れたテイラーと結婚、その後は夫婦して、『予期せぬ出来事』『いそしぎ』『バージニア・ウルフなんかこわくない』『じゃじゃ馬ならし』『悪のたのしみ』『危険な航路』『夕なぎ』で共演、しかしバートンがアルコール使用障害にかかり、1973年にテレビ映画『離婚』に夫婦共演中に本当に二人の離婚が取り沙汰されるようになり、ついに翌年離婚した。その後1975年10月10日に二人は再婚するが、翌年、再び離婚する。1983年のブロードウェイの舞台が二人の最後の共演となった。1966年にテイラーとの関係を綴った本を出版している。
テイラーとの離婚後は2度結婚を繰り返し、1984年にジュネーヴ郊外の自宅で脳溢血により倒れ、市内の病院に搬送されたが帰らぬ人となった。
2000年に発売されたテイラーの伝記の中で、俳優のローレンス・オリヴィエとバートンとの同性愛関係について触れられているが、バートンの遺族はその事を否定している。



《主な出演作品》
公開年 邦題
原題 役名 備考
1950 疑惑の影
The Woman with No Name ニック

1952 謎の佳人レイチェル
My Cousin Rachel フィリップ ゴールデングローブ賞新人賞 受賞

1953 砂漠の鼠
The Desert Rats タミー・マクロバーツ

聖衣
The Robe マーセラス

1955 凶弾の舞台
Prince of Players エドウィン・ブース

雨のランチプール
The Rains of Ranchipur ラマ・サフティ

1956 アレキサンダー大王
Alexander the Great アレキサンダー大王

1957 わかれ
Sea Wife ビスケット

にがい勝利
Bitter Victory Captain Leith

1960 北海の果て
Ice Palace ゼブ・ケネディ

許されざる愛情
The Bramble Bush ガイ・モントフォード

1962 史上最大の作戦
The Longest Day デビッド・キャンベル(イギリス空軍パイロット)

1963 予期せぬ出来事
The V.I.P.s ポール・アンドロス

クレオパトラ
Cleopatra マルクス・アントニウス

1964 ベケット
Becket トマス・ベケット

イグアナの夜
The Night of the Iguana ローレンス・シャノン

ハムレット
Hamlet ハムレット

1965 何かいいことないか子猫チャン
What's New, Pussycat ストリップクラブの男 クレジットなし

いそしぎ
The Sandpiper エドワード・ヒューイット

寒い国から帰ったスパイ
The Spy Who Came In from the Cold アレック

1966 バージニア・ウルフなんかこわくない
Who's Afraid of Virginia Woolf? ジョージ

1967 じゃじゃ馬ならし
The Taming of the Shrew ペトルーチオ

ファウスト悪のたのしみ
Doctor Faustus ファウスト 監督・出演

危険な旅路
The Comedians ブラウン

1968 夕なぎ
Boom クリス・フランダース

荒鷲の要塞
Where Eagles Dare スミス少佐

キャンディ
Candy マクフィスト教授

1969 ふたりは恋人
Staircase ヘンリー・リーズ

1000日のアン
Anne of the Thousand Days ヘンリー8世

1971 ロンメル軍団を叩け
Raid on Rommel アレックス・フォスター大尉

ロンドン大捜査線
Villain ヴィク・ダーキン

1972 暗殺者のメロディ
The Assassination of Trotsky レフ・トロツキー

青ひげ
Bluebeard Kurt Von Sepper

1973 離婚・男の場合 離婚・女の場合
Divorce His - Divorce Hers テレビ映画

風雪の太陽
Sutjeska ヨシップ・ブロズ・チトー

裂けた鉤十字/ローマの最も長い一日
Rappresaglia ヘルベルト・カプラー

1974 旅路
Il Viaggio

クランスマン
Klansman ブレック

逢いびき
Brief Encounter エリック・ハーヴェイ テレビ映画

1977 エクソシスト2
Exorcist II: The Heretic フィリップ・ラモント神父

エクウス
Equus マーティン ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門) 受賞

1978 恐怖の魔力/メドゥーサ・タッチ
The Medusa Touch ジョン・モーラー

ワイルド・ギース
The Wild Geese アレン・フォークナー大佐 








告白の罠
Absolution ゴダード神父

1979 戦場の黄金律/戦争のはらわた II
Steiner - Das Eiserne Kreuz, 2. Teil ロルフ・シュタイナー

1980 レッスン・イン・ラブ

Circle of Two アシュレイ・セントクレア 



1983 ワーグナー/偉大なる生涯
Wagner ワーグナー テレビ・ミニシリーズ

1984 1984
Nineteen Eighty-Four オブライエン


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