クレイマー、クレイマー Kramer vs. Kramer
Meryl Streep
本名：メアリー・ルイーズ・ストリープ
Mary Louise Streep
生年月日：1949年6月22日
出生地：アメリカ合衆国 ニュージャージー州サミット
国籍：アメリカ合衆国
活動期間：1977年 -
ヴァッサー大学在学中に奨学金を得て、イェール大学演劇大学院(クラスメイトにはシガニー・ウィーバーもいた)で学び、卒業時にはキャロル・ダイ演技賞を受賞した。
イェールを卒業後、1975年にニューヨークに移り住む。パブリック・シアターのレパートリー作品に出演。舞台俳優としてキャリアをスタートさせる。
1976年、ニューヨーク・シェイクスピア・フェスティバルで上演された『ヘンリー五世』と『尺には尺を』に出演。『尺には尺を』ではサム・ウォーターストンとジョン・カザールと共演した。このときの共演がきっかけでカザールとの交流が生まれ、彼との関係はカザールが1978年に没するまで続いた。同年、ブロードウェイ・デビュー作となったテネシー・ウィリアムズ作の『綿でいっぱいの27台のワゴン』及びアーサー・ミラー作の『二つの月曜日の記憶』の2作品でトニー賞ならびにドラマ・デスク賞にノミネートされ、シアター・ワールド賞とアウター・クリティック・サークルの演技賞を受賞。
またこの頃『タクシードライバー』(1976年2月公開)のロバート・デ・ニーロの演技に衝撃を受け、映画のオーディションを受け始める。『キングコング』のヒロイン役のオーディションにも出ているが、プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスに酷評され落とされている。
1977年、フレッド・ジンネマン監督の『ジュリア』で映画デビュー。同年、アントン・チェーホフ作の『桜の園』の舞台に立つ。『桜の園』における彼女の演技に目を止めたロバート・デ・ニーロは、『ディア・ハンター』の彼の相手役としてストリープを推挙。1978年12月公開の同作品で第51回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされる。
1979年公開の『クレイマー、クレイマー』でアカデミー助演女優賞を、1982年公開の『ソフィーの選択』でアカデミー主演女優賞を受賞。さらに、2011年公開の『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で、アカデミー主演女優賞を受賞した。
(1979年)
(2012年)
ロバート・デ・ニーロはストリープのことを自分と最も息の合う女優と言っている。
2020年現在、アカデミー賞に21回ノミネートされており、これは俳優としては最多の記録である。また、ゴールデングローブ賞を8回受賞（29回ノミネート）しており、男優・女優を通じて史上最多記録である。
大女優では非常に珍しく、初婚を貫いている。舞台『尺には尺を』で共演したジョン・カザールと婚約していたが、カザールが1978年3月12日に癌で死亡したために結婚にいたらなかった。同年9月30日、彫刻家ドン・ガマー(Don Gummer、ドナルド・ガマー)と結婚。ガマーとの間に4人の子供がいる。
2017年、ゴールデングローブの授賞式での生涯功労賞の受賞にあたって、名指しを避けながらもトランプ次期大統領を批判し、「無礼は無礼を招き、暴力は暴力を招く。権力者がその地位を使って他者をいじめたら、私たちは全員負け」と述べて、最後に亡くなったキャリー・フィッシャーの言葉を取り上げて「壊れた心を取り出してそれを芸術に変えよう」と述べた。
(天敵トランプ氏を演じる)
主な出演作品
1977『ジュリア』Julia
1978『ディア・ハンター』The Deer Hunter
1979『マンハッタン』Manhattan
『或る上院議員の私生活』The Seduction of Joe Tynan
『クレイマー、クレイマー』Kramer vs. Kramer アカデミー助演女優賞受賞
1981『フランス軍中尉の女』The French Lieutenants Woman 英国アカデミー賞 主演女優賞受賞
1982『ソフィーの選択』Sophie's Choice アカデミー主演女優賞受賞。ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)受賞
『殺意の香り』Still of th Night
1983『シルクウッド』Silkwood
1984『恋におちて』Falling In Love
1985『愛と哀しみの果て』Out of Africa
『プレンティ』Plenty
1986『心みだれて』Heartburn
1987『黄昏に燃えて』Ironweed
1988『クライ・イン・ザ・ダーク』Evil Angels カンヌ国際映画祭 女優賞受賞
1989『シー・デビル』She-Devil
1990『 ハリウッドにくちづけ』
Postcards from the Edge
1992『永遠に美しく…』Death Becomes Her
1993『愛と精霊の家』The House of Spirits
1994『ザ・シンプソンズ』The Simpsons 声の出演
『激流』The River Wild
1995『マディソン郡の橋』The Bridges of Madison County
『判決前夜/ビフォア・アンド・アフター』Before and After
1996『マイ・ルーム』Marvin's Room
1998『母の眠り』One True Thing
1999『キング・オブ・ザ・ヒル』King of the Hill 声の出演 (A Beer Can Named Desire)
『ミュージック・オブ・ハート』Music of the Heart
2001『A.I.』A.I.声の出演
2002『アダプテーション』Adaptation.
『めぐりあう時間たち』The Hours ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞
2003『ふたりにクギづけ』Stuck On You
2004『エンジェルス・イン・アメリカ』Angels In America テレビシリーズ
『クライシス・オブ・アメリカ』The Manchurian Candidate
『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events
2005『Prime』
2006『今宵、フィッツジェラルド劇場で』A Prairie Home Companion
『プラダを着た悪魔』The Devil Wears Prada ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)受賞
『アント・ブリー』The Ant Bully 声の出演
2007『大いなる陰謀』Lions for Lambs
『いつか眠りにつく前に』Evening
『Dark Matter』
『レンディション』Rendition
2008『マンマ・ミーア!』Mamma Mia
『ダウト～あるカトリック学校で～』Doubt
2009『ジュリー&ジュリア』Julie & Julia
『恋するベーカリー』It's Complicated
『ファンタスティック』 Mr.FOX Fantastic Mr. Fox 声の出演
2011『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
The Iron Lady アカデミー主演女優賞受賞
英国アカデミー賞 主演女優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)受賞
2012『31年目の夫婦げんか』Hope Springs
2013『8月の家族たち』August: Osage County
『Girl Rising -少女たちの挑戦-』Girl Rising ナレーションのみ
2014『ギヴァー 記憶を注ぐ者』The Giver
『ミッション・ワイルド』The Homesman
『イントゥ・ザ・ウッズ』Into the Woods
2015『幸せをつかむ歌』Ricki and the Flash
『未来を花束にして』Suffragette
2016『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』Florence Foster Jenkins
2017『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』The Post アカデミー主演女優賞･ノミネート
2018『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』Mamma Mia! Here We Go Again
『メリー・ポピンズ リターンズ』Mary Poppins Returns
2019『ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-』The Laundromat
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』Little Women
2020 『ザ・プロム』The Prom
『レッド・ゼム・オール・トーク』Let Them A ll Talk
2021『ドント・ルック・アップ』Don’t Look Up
テレビシリーズ
放映年 邦題 原題 備考1978 『ホロコースト/戦争と家族』Holocaust
2003 『エンジェルス・イン・アメリカ』Angels In America ミニシリーズ
2019 『ビッグ・リトル・ライズ2』Big Little Lies シーズン2: メインキャスト
2022 - 2023『マーダーズ・イン・ビルディング』Only Murders in the Building シーズン3: 計9話出演
2023 『.エクストラポレーションズ:すぐそこにある未来』 Extrapolations 第2話
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