狼たちの午後 Dog Day Afternoon  | hiroチャンのブログ

狼たちの午後 Dog Day Afternoon 


【アル・パチーノ】- 1 -
Al Pacino
アメリカ合衆国の俳優、映画監督、脚本家。



本名:Alfredo James Pacino
生年月日:1940年4月25日
出生地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス
民族:イタリア系アメリカ人
職業:俳優、映画監督、脚本家
ジャンル:映画、演劇、テレビドラマ
活動期間:1965年 -
活動内容:1966年:映画初出演
1972年:『ゴッドファーザー』
1992年:アカデミー主演男優賞受賞
1996年:映画初監督
《主な作品》
映画
『ゴッドファーザー』シリーズ
『スケアクロウ』 『セルピコ』
『狼たちの午後』 『スカーフェイス』
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』
『カリートの道』 『ヒート』
テレビドラマ
『エンジェルス・イン・アメリカ』
『死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実』
舞台
『Does a Tiger Wear a Necktie?』
『The Basic Training of Pavlo Hummel』
《受賞》
アカデミー賞
主演男優賞
1992年『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』
ヴェネツィア国際映画祭
クィア獅子賞
2011年『ワイルド・サロメ』
監督・ばんざい!賞
2011年『ワイルド・サロメ』
栄誉金獅子賞
1994年
全米映画批評家協会賞
主演男優賞
1972年『ゴッドファーザー』 

ロサンゼルス映画批評家協会賞
主演男優賞
1975年『狼たちの午後』 

AFI賞
生涯功労賞
2007年
英国アカデミー賞
主演男優賞
1975年『狼たちの午後』『ゴッドファーザー PART II』 

エミー賞
主演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)
2003年『エンジェルス・イン・アメリカ』
2010年『死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実』
ゴールデングローブ賞
主演男優賞(ドラマ部門)
1973年『セルピコ』 

1992年『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』
主演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)
2003年『エンジェルス・イン・アメリカ』
2010年『死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実』
セシル・B・デミル賞
2000年 生涯功労賞
ゴールデンラズベリー賞
最低助演男優賞
2011年『ジャックとジル』
最低スクリーンカップル賞
2011年『ジャックとジル』
全米映画俳優組合賞
男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)
2003年『エンジェルス・イン・アメリカ』
2010年『死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実』
トニー賞
演劇主演男優賞
1977年『The Basic Training of Pavlo Hummel』
演劇助演男優賞
1969年『Does a Tiger Wear a Necktie?』
放送映画批評家協会賞
アンサンブル演技賞
2019年『アイリッシュマン』
その他の賞
ハリウッド映画賞
助演男優賞
2019年『アイリッシュマン』全米芸術勲章
2011年
備考
ハリウッド名声の歩道
演劇の三冠王

《私生活・エピソード》
21歳の時に武器密輸に関与し逮捕されたことがある。

ダイアン・キートンやペネロープ・アン・ミラーと交際していたが、結婚歴はない。

パチーノには4人の子供がいる。長女ジュリー・マリー(1989年生まれ)は演技講師ジャン・タラントとの娘である。

2001年、60歳を越えて女優ビヴァリー・ダンジェロとの間に双子の息子アントン・ジェームズと娘オリヴィア・ローズ(2001年1月25日生まれ)がいる。ノア・アルファラとの間に息子ロマン(2023年6月生まれ)がいる。パチーノとダンジェロは1997年から2003年まで交際していた。パチーノは結婚したことがない


2011年のヴェネツィア国際映画祭にて「監督ばんざい!賞」を受賞した際は、40歳年下の恋人であるアルゼンチン出身の女優ルシア・ソラを伴って授賞式に参加した。
娘のジュリー・パチーノは映画の制作に携わっている。



《経歴・人物》
南イタリアのシチリア島移民の子として生まれるが、2歳の頃に両親が離婚し、少年時代は非常に貧しく不憫な生活を送る。若い頃はニューヨーク市内で自転車便やビルの清掃稼業、映画館のアルバイトなど様々な職業を渡り歩いた。この頃に後々名コンビとして知られるジョン・カザールと親交を結ぶ。26歳からリー・ストラスバーグ主宰のアクターズ・スタジオで演技を学ぶ。オーディションに行くバス代もないほど貧しかった時もあったが、次第に演劇で活躍していく。
1969年2月、ブロードウェイで上演された『Does a Tiger Wear a Necktie?』に出演。同作品は3月までの間に39公演しか行われなかったが、パチーノの演技は激賞され、第23回トニー賞で助演男優賞を受賞した。
同年7月公開の映画『ナタリーの朝』に端役で映画デビュー。

フランシス・フォード・コッポラの『ゴッドファーザー』(1972年)は1970年の終わり頃からキャスティングが始まったが、主要人物の中で最後まで決まらなかったのがマイケル・コルレオーネ役であった。ヘロイン中毒の青年を演じて注目された『哀しみの街かど』は当時まだ公開されておらず(1971年7月公開)、映画関係者にとってパチーノは無名も同然であった。しかしトニー賞を受賞した『Does a Tiger Wear a Necktie?』の舞台を見ていたコッポラと映画プロデューサーのアルバート・S・ラディの強い推薦により、マイケル役を獲得。これにより大きな躍進を遂げることとなった。



『セルピコ』と『狼たちの午後』で主演を務める傍ら『ゴッドファーザー』の続編となる『ゴッドファーザー PART II』に主演。

1972年から1975年にかけて4年連続でアカデミー賞にノミネートされるが、アカデミー主演男優賞を獲得できなかった。

1980年代後半から1990年代にかけ、活動の場を演劇へ戻し、ウィリアム・シェイクスピアについての豊富な知識を基に、その作品に数多く出演。『リチャード三世』の映像化の過程を記録したドキュメンタリー映画『リチャードを探して』を監督・主演した。
1989年に『シー・オブ・ラブ』で映画に復帰すると、『ディック・トレイシー』、『ゴッドファーザー PART III』に出演。1992年の『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』で盲目の退役軍人を演じ、第65回アカデミー賞ではアカデミー主演男優賞と『摩天楼を夢みて』でのアカデミー助演男優賞と2つにノミネートされ、悲願であった主演男優賞を獲得。

55歳を超えてからも『フェイク』、『インサイダー』などに出演。1994年にはヴェネツィア国際映画祭の経歴賞を、還暦を迎えた2001年には、ゴールデングローブ賞において生涯功労賞に相当するセシル・B・デミル賞を受賞。

初監督作品の『リチャードを探して』以降、自身の監督作も発表している。2000年には『チャイニーズ・コーヒー』、2011年にはオスカー・ワイルド作の戯曲「サロメ」の舞台制作の過程を描いたドキュメンタリー映画『ワイルド・サロメ』にて、ヴェネツィア国際映画祭Jaeger-LeCoultre Glory to the Filmmaker Award(監督・ばんざい!賞)とクィア獅子賞を受賞。

2012年には、『摩天楼を夢みて』がブロードウェイにて舞台化され、1992年の同作映画版で演じたリッキー・ローマではなくシェリー・レーヴィン役を演じ話題となった。また同年、全米芸術勲章(National Medal of Art)を授与された。

2020年2月、パチーノはAmazon Videoシリーズ『ナチ・ハンターズ』で架空のナチ・ハンター、マイヤー・オファーマンを演じた。『エンジェルス・イン・アメリカ』以来のテレビシリーズであり、『ナチ・ハンターズ』は2020年8月に第2シーズンとしてリニューアルされた。 


2021年、パチーノはリドリー・スコットの『ハウス・オブ・グッチ』でアルド・グッチを演じた。


2022年8月、パチーノがジョニー・デップやバリー・ナヴィディと共同プロデュースでアメデオ・モディリアーニを描く映画を製作することが発表された。主要撮影は2023年に開始される。


《役作り》
パチーノ自身がインタビューで、『セルピコ』は、モデルとなった実在の人物と3週間一緒に生活を共にしたり、『狼たちの午後』では、逆に脚本を徹底研究し、モデルとなった実在の人物とは一切面会せず、独自に役を作りあげると語った。

《ロバート・デ・ニーロとの関係》
ロバート・デ・ニーロとは様々な焦点から比較対象にされる。具体的な理由と経緯は不明であるが、世代が近いこと、ニューシネマで名をはせたこと、『ゴッドファーザー PART II』で父子役を務めたこと、さらに共にイタリア系アメリカ人である事が推測される。
デ・ニーロとは第67回アカデミー賞授賞式において作品賞のプレゼンターを務めた。その際二人は『ゴッドファーザー』の「メインテーマ」に乗って壇上に登場した。

一時は共演作がない(『ゴッドファーザー PART II』では直接の共演はなかった)ことや、メディア及びファンが2人を最大のライバルであると捉えた影響から不仲と噂されたが、1995年公開の『ヒート』における初共演は大きな話題を呼び、大ヒットを記録。その後、2008年公開の『ボーダー』で再共演した。

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