『日米開戦』『米中開戦』『米露開戦』『米朝開戦』 | hiroチャンのブログ

『日米開戦』『米中開戦』『米露開戦』『米朝開戦』


【トム・クランシー】
Tom Clancy
1947年4月12日 - 2013年10月1日
アメリカの小説家。軍事や諜報活動を扱うテクノスリラー小説を数多く執筆。



本名:トーマス・レオ・クランシー・ジュニア
Thomas Leo Clancy, Jr.
誕生:1947年4月12日
アメリカ合衆国 メリーランド州ボルチモア
死没:2013年10月1日(66歳没)
アメリカ合衆国 メリーランド州ボルチモア
職業:小説家
活動期間:1984年 - 2013年
ジャンル:テクノスリラー、犯罪小説、ノンフィクション、スパイ小説
代表作:『ジャック・ライアン』シリーズ
デビュー作:『レッド・オクトーバーを追え!』 


配偶者:ワンダ・トーマス・キング (1969 - 1999)
アレクサンドラ・マリー・ルウェリン (1999 - 2013)
《概要》
メリーランド州ボルチモア生まれ。ボルチモアで保険代理店を営みながら、余暇に書いたデビュー小説『レッド・オクトーバーを追え!』がベストセラーになり、後の軍事シミュレーション小説の先駆けとなる。本作はアメリカの政府関係者が絶賛、映画化もされ、一躍流行作家の仲間入りを果たした。近未来の政治サスペンス、娯楽アクション大作を得意とする。

著書では、元株式ブローカーで軍事史家である中央情報局(CIA)分析官、ジャック・ライアンを主人公とした『ジャック・ライアン』シリーズが代表作。 


ほかに『国際陰謀』シリーズ、『オプ・センター』(スティーブ・ピチェニックとの共著)などのシリーズがある。

また、主にアメリカ軍を取材したノンフィクション書籍も複数執筆し、一部は邦訳されている。ヒストリーチャンネルなどにも出演し、軍事について語っている。

さらに、1996年にゲーム会社『Red Storm Entertainment』社を設立。同社は人気作となりシリーズ化される『Tom Clancy's Rainbow Six』『Tom Clancy's GHOST RECON』などを開発・販売した。Red Storm Entertainment社は2000年8月にUbisoftに買収され、以後Ubisoft社から『Tom Clancy's』の名前を冠したゲームが販売されている。

2013年10月1日、ボルチモアの病院で死去。66歳だった。死の数年前に心臓発作でバイパス手術を受けていた。『ジャック・ライアン』シリーズの小説は、『ライアンの代価』よりクランシーと共著者として名を連ねるようになったマーク・グリーニーが引き継ぎ、『米朝開戦』以後はグリーニーが単独で執筆している。

またUbisoftも、『Tom Clancy's』の名を冠したゲームの新作販売を続けている。 


《主な著作》
ジャック・ライアンシリーズ
当シリーズの設定に基づいて2018年からドラマシリーズ『ジャック・ライアン』がAmazonビデオで配信されている。 






レッド・オクトーバーを追え(The Hunt for Red October, 1984)
最新鋭のソ連原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」がアメリカへの亡命を希望。ソ連に亡命を悟らせずにいかにレッド・オクトーバーを手に入れるか?この作品は1990年に映画化されている。 


愛国者のゲーム(Patriot Games, 1987)
イギリスで休暇中のジャック・ライアンが偶然テロリストによるイギリス皇太子襲撃を阻止。テロリストはアメリカでライアン一家の襲撃を計画する。時代設定は『レッド・オクトーバーを追え』よりも前。『パトリオット・ゲーム』の邦題で1992年に映画化。 


クレムリンの枢機卿(Cardinal of the Kremlin, 1988)

いま、そこにある危機(Clear and Present Danger, 1989)
コロンビアの麻薬組織壊滅のために送り込まれたアメリカ部隊が政治的思惑で見捨てられる。彼らの救出に奔走するライアン。1994年に『今そこにある危機』として映画化。 


恐怖の総和(The Sum of All Fears, 1991)
歴史的な中東和平に反発するテロリストがアメリカで核テロを実行。疑惑が疑惑を呼びソ連と全面戦争の危機に。邦題『トータル・フィアーズ』で2002年に映画化。 


容赦なく(Without Remorse, 1993)

日米開戦(Debt of Honor, 1994)
日本の関税と同率にアメリカの関税を定める貿易改革法が成立。危機に陥った日本の経済的支配者がアメリカに対して戦争を仕掛けた。ジャンボジェット機を議会議事堂に突入させる描写が、9.11テロ後話題になった。

合衆国崩壊(Executive Orders, 1996)

レインボー・シックス(Rainbow Six, 1996)

大戦勃発(The Bear and the Dragon, 2000)
バチカン大使が中国警察官に殺害され、その反発で生じた世界各国の中国製製品不買運動で、中国経済が危機に陥る。これに対し中国は、シベリアの資源を狙い、ロシア大統領暗殺とシベリア侵攻を目論む。

教皇暗殺(Red Rabbit, 2002)
ソ連の影響下のポーランドで反政府運動が活発化する。ポーランド出身のローマ教皇は共感を覚え、教皇を辞職して支援に向かおうと考えるが、それを知ったソ連は教皇の暗殺を計画する。実際に起こった1981年のローマ教皇暗殺未遂事件が舞台。『愛国者のゲーム』から半年が経過している。なおベン・アフレック主演の『新ジャック・ライアンシリーズ』の映画化のために書き起こされた小説であるが、モデルとなった教皇暗殺未遂事件のヨハネ・パウロ2世が2005年4月に死去したため映画化が頓挫した形となっている。

国際テロ(The Teeth of the Tiger, 2005)
4年の任期満了に伴い大統領を辞したジャック・ライアンは、政府とは独立して活動する、一般の民間企業を装った諜報機関“ザ・キャンパス”を退任前に極秘裏に設立していた。ジョン・クラーク、ジャック・ジュニアなどがこの組織に参加、テロリストと対峙する。

デッド・オア・アライヴ (Dead or Alive, 2007)

ライアンの代価 (Locked On, 2011)

米中開戦 (Threat Vector, 2012)

米露開戦 (Command Authority, 2013)
ロシア政府はシロヴィキといわれる治安・国防機関の出身者に牛耳られていた。彼らは、特権により私腹を肥やし、メディアを操り、体制批判者の暗殺さえ厭わない。ヴォローディン大統領がその筆頭で、彼はかつてのソ連のような、大ロシア帝国を築こうとしていた。その突破口として目をつけたのが、ウクライナだった。なおこの小説の英語版はロシアによるクリミア半島などの侵攻以前に書かれたもので、ロシアの行動を予言する形となった。

米朝開戦(Full Force and Effect, 2014, by Mark Greaney)
北朝鮮はアメリカ本土も攻撃可能な核ミサイルの開発を目指していた。さらに国連による経済制裁の中でその資金を得るため、国内よりレアアースを採掘して輸出しようとしていた。そのため、対北朝鮮政策で強硬な立場にあるライアン大統領暗殺を計画する。

ネットフォースシリーズ(Net Force)

オプ・センターシリーズ(Tom Clancy's OP CENTER)
ノドン強奪
ソ連帝国再建(Mirror Image)
欧米掃滅(Games of State)
流血国家(Acts of War)
自爆政権(Balance of Power)
国連制圧(State of Siege)
油田爆破(Divide and Conquer)
起爆国境(Line of Control)
聖戦の獅子(Mission of Honor)
被曝海域(Sea of Fire)
叛逆指令(Call to Treason)
最終謀略(War Of Eagles)

〈剣〉シリーズ
千年紀の墓標(Power Plays: Politika, 1997)
南シナ海緊急出撃(Power Plays: Ruthless.Com, 1998)
謀略のパルス(Power Plays: Shadow Watch, 1999)
細菌テロを討て!(Power Plays: Bio-Strike, 2000)
死の極寒戦線(Power Plays: Cold War, 2001)
謀殺プログラム(Power Plays: Cutting Edge, 2002)
殺戮兵器を追え(Power Plays: Zero Hour, 2003)
石油密輸ルート(Power Plays: Wild Card, 2004)

その他
レッド・ストーム作戦発動(ライジング)(Red Storm Rising, 1986)
テロリストの回廊(Against All Enemies, 2011)ピーター・テレップ共著

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