The Wild Geese | hiroチャンのブログ

The Wild Geese


【ロジャー・ムーア】


Roger Moore
DCIM0040.jpg
サー・ロジャー・ジョージ・ムーア
Sir Roger George Moore KBE
イギリス出身の俳優。1973年から1985年の間に、イギリスの大人気スパイ映画『007』シリーズで、7作にわたってジェームズ・ボンドを演じた(これは2019年現在、歴代最多である)。身長は185cm。
STIL0001.jpg

本名:Roger George Moore
生年月日:1927年10月14日
没年月日:2017年5月23日(満89歳没)
出生地:イングランド・ロンドン
死没地:スイス
国籍:イギリス
ジャンル:俳優
活動期間:1945年 - 2017年
活動内容:映画、TVドラマ、親善大使、他
配偶者:Doorn van Steyn(1946-1953)
Dorothy Squires(1953-1968)
Luisa Mattioli(1969-1996)
Kristina Tholstrup(2002- )
《受賞》
サターン賞:特別賞 (1980年)
パームスプリングス国際映画祭:功労賞(1997年)
大英帝国勲章:ナイト・コマンダー(2003年)
独連邦共和国功労勲章(2003年)
仏芸術文化勲章:コマンドゥール(2008年)
ほか多数

ロンドンのストックウェルで警察官の息子として生まれる。バッキンガムシャー、アマーシャムのドクター・シャロナーズ・グラマースクールに入学。1940年代に映画にエキストラ出演した後に軍隊に入隊し、第二次世界大戦中はイギリス軍の娯楽部隊に所属。
除隊後に再び大部屋俳優になり、モデルやテレビのステージ・マネージャーなどの職業も経験。1950年代アメリカに渡り、テレビドラマに出演する下積み生活が続く。1954年、MGM映画『雨の朝巴里に死す』に出演、同年MGMの契約俳優となる。
1962年、テレビシリーズ『セイント 天国野郎』に主演してスターの地位を得る。1971年からの『ダンディ2 華麗な冒険』などのテレビシリーズでも活躍。
俳優として活躍する一方、ユニセフ親善大使などボランティア活動にも精力的で、2003年にはナイトの称号を与えられた。
2007年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに星を獲得。
STIL0111.jpg
2008年には仏芸術文化勲章の最高章であるコマンドゥールを授与される。

私生活では4度の結婚。3人目の妻である元女優のルイザ・マッティオリとの間には2男1女がおり、子供の中でジェフリーとデボラは俳優になった。2017年5月23日、10月14日生誕90周年を迎える予定だったが、がんにより89歳で死去。

3代目ジェームズ・ボンド。1973年に『007 ダイヤモンドは永遠に』で1作のみの限定復帰をしたショーン・コネリーの後を受け、3代目ジェームズ・ボンド役に抜擢、低迷していたシリーズの人気を立て直し、国際的スターの座にのぼる。2代目のジョージ・レーゼンビーが大幅若返りであったのに対し、コネリーよりも3歳年長の後任者であったが、エレガントかつユーモラスなキャラクターが、ファンは勿論、スタッフや共演者にも愛され、1985年の『007 美しき獲物たち』まで足掛け13年、シリーズ7作品に連続で主演した(現在6人のボンド俳優の中で最多の出演本数)。
STIL0002.jpg
タフでワイルドなコネリーと正反対の路線を目指したため、しばしば原作のイメージを逸脱し、「ムーアのボンド」を追求したことで一時代を築く。このため、後任のボンド俳優を評する際には「コネリーとムーアの長所を掛け合せた」など、引き合いに出されるボンド俳優の二大巨頭の一人である。5代目のピアース・ブロスナンも「ショーンとロジャーは意識しないわけにはいかなかった」と語る。
ボンド役については、原作者イアン・フレミングがムーアを推薦しており、ムーアが『セイント 天国野郎』で活躍していた頃、ショーン・コネリー降板後の2代目ボンド俳優に決定していたが、撮影が延期になりスケジュール調整がつかず、その時点ではジョージ・レーゼンビーが2代目ボンドに抜擢された。レーゼンビーの降板後、後任として、1971年に再びムーアにボンド役の誘いがあったが、今度は『ダンディ2』の撮影が決まってしまい、出演できず、3代目はジョン・ギャビンに決まる。しかし、配給のUAがコネリーの再登板を要求、コネリー側の条件を全面的に承諾することで一本限りの初代ボンドの復活となった。ギャビンの3代目は幻となる。1973年、結局、『ダンディ2』は人気を得られず終了、スケジュールの空いたところに一作目から数えて実に4度目のオファーで3代目のムーア・ボンドの誕生となった。
コネリーとの差別化を図るため、ボンドを演じる際、コネリーの真似をしないよう気をつけていたが、特徴的なコネリーの声真似は得意である。
歴代ボンドで唯一アストンマーティンに乗っていない。
歴代ボンド全員と交流がある。特にショーン・コネリーとは英国出身の同年代の渡米組ということもあり、無名時代からの友人である。
コネリーに次いで"サー"の称号が与えられたボンド俳優である。
英国文学界が生んだ世界的二大キャラクター、シャーロック・ホームズとジェームズ・ボンドを演じた唯一の俳優。
その他にも『セイント 天国野郎』の主人公「サイモン・テンプラー(=ムーアというイメージが今でも欧米にはある)」、『ピンク・パンサー』シリーズのジャック・クルーゾー警部(奇しくもこちらも初代からバトンを受けた3代目)等の人気キャラクターも演じている。

「007」シリーズ以外にも数々のアクション映画に主演したムーアだが、意外にも自他共に認める運動音痴だという(唯一得意だった競技は水泳)。

《主な出演作品》
映画
1954 雨の朝巴里に死す/The Last Time I Saw Paris
1955 わが愛は終りなし/Interrupted Melody
1959 奇蹟/The Miracle
1961 セブンセントの決闘/Gold of the Seven Saints
サビーヌの掠奪/Il ratto delle sabine Romulus
1969 大逆転/Crossplot
1970 悪魔の虚像/ドッペルゲンガー/The Man Who Haunted Himself
1973 007 死ぬのは奴らだ/Live and Let Die
STIL0109.jpg
1974 ゴールド/Gold
007 黄金銃を持つ男/The Man with the Golden Gun
1975 ラッキー・タッチは恋の戦略/That Lucky Touch
1976 ロジャー・ムーア in シシリアン・クロス 闇の仕掛人を消せ/Gli esecutori
ロジャー・ムーア 冒険野郎/Shout at the Devil
ロジャー・ムーア シャーロック・ホームズ・イン・ニューヨーク/Sherlock Holmes in New York テレビ映画
1977 007 私を愛したスパイ/The Spy Who Loved Me
STIL0110.jpg
1978 ワイルド・ギース/The Wild Geese
STIL0107.jpg
2017072921500000.jpg
1979 北海ハイジャック/North Sea Hijack
STIL0105.jpg
オフサイド7/Escape to Athena
STIL0106.jpg
007 ムーンレイカー/Moonraker
1980 シーウルフ/The Sea Wolves
STIL0108.jpg
サンデー・ラバーズ/Sunday Lovers
キャノンボール/The Cannonball Run
1981 007 ユア・アイズ・オンリー/'For Your Eyes Only
1983 007 オクトパシー/Octopussy
ピンク・パンサー5 クルーゾーは二度死ぬ/Curse of the Pink Panther
1984 露骨な顔/The Naked Face
1985 007 美しき獲物たち/A View to a Kill
1990 サマー・シュプール/Feuer, Eis & Dynamit
ダブルチェイス 俺たちは007じゃない/Bullseye! Garald Bradley-Smith/Sir John Bevistock
1994 不死身の男/The Man Who Wouldn't Die テレビ映画
1996 クエスト/The Quest
1997 スパイス・ザ・ムービー/Spice World
2002 バナナ★トリップ/Boat Trip
2010 キャッツ & ドッグス 地球最大の肉球大戦争/Cats & Dogs: The Revenge of Kitty Galore 声の出演
2013 インカムポータブルス/Incompatibles 仏映画

《テレビシリーズ》
1958-1959 Ivanhoe/39エピソード
1959-1960 The Alaskans/37エピソード
1959-1961 マーベリック/Maverick 16エピソード
1962-1969 セイント 天国野郎/The Saint 118エピソード
1971-1972 ダンディ2 華麗な冒険/The Persuaders! 24エピソード
2002 エイリアス/Alias 1エピソード
2011 A Princess for Christmas Duke Edward of Castlebury テレビ映画
.