The Shape of Water
Guillermo del Toro
この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の姓)はテル・トロ、第二姓(母方の姓)はゴメスです。
ギレルモ・デル・トロまたはギジェルモ・デル・トーロ
メキシコ・グアダラハラ出身の映画監督・脚本家・小説家。
本名:Guillermo del Toro G・mez
生年月日:1964年10月9日
出生地:メキシコ
ハリスコ州 グアダラハラ
職業:映画監督、プロデューサー、脚本家
ジャンル:映画、テレビドラマ
活動期間:1985年 -
《主な作品》
『ミミック』
『ブレイド2』
『ヘルボーイ』シリーズ
『パンズ・ラビリンス』
『パシフィック・リム』
『ザ・シェイプ・オブ・ウォーター』
《受賞》
カンヌ国際映画祭
特別賞
1993年『クロノス』
ヴェネツィア国際映画祭
金獅子賞
2017年『ザ・シェイプ・オブ・ウォーター』
全米映画批評家協会賞
作品賞
2007年『パンズ・ラビリンス』
MTVムービー・アワード
外国作品賞
2001年『デビルズ・バックボーン』
2002年『ブレイド2』
英国アカデミー賞
外国語映画賞
2007年『パンズ・ラビリンス』
エミー賞
監督賞(アニメーション部門)
2007年『トロールハンターズ』
ゴヤ賞
脚本賞
2007年『パンズ・ラビリンス』
10代のはじめから映画に興味を持ち、『エクソシスト』の特殊メイクを手がけたディック・スミスに直接手紙を送っている。メキシコ国立自治大学付属映画学校で学んだ後にスミスの元で学び、メキシコに帰国後特殊メイク・造形の会社を立ち上げ10年以上特殊メイクに関わった。29歳の時からは本格的に映画監督にも乗り出す。
マイク・ミニョーラの大ファンであり、『ヘルボーイ』の映画化は彼が長年夢見ていた企画であったが、原作者ミニョーラとともにヘルボーイ役にロン・パールマンの起用を主張したため、ジョン・トラヴォルタなどより知名度の高いスター俳優を望んでいたスタジオと対立。説得に7年を要し、製作費を大幅に削減されたが、デル・トロは「それでもロン抜きでは考えられなかった」と語っている。本作のヒットにより、製作会社を大手ユニバーサル・スタジオに移し、続編『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』が製作され、2008年に公開された。また、『ヘルボーイ』準備期間中だった2001年、『ヘルボーイ』映画化へ向けての実験を兼ね、同じくコミック原作のアクション映画である『ブレイド2』の監督を引き受け、マイク・ミニョーラを美術監修に招いてのプラハロケを敢行。前作『ブレイド』を超えるヒットとなった。
2006年、スペインで製作した『パンズ・ラビリンス』は世界的に高い評価を得、ファンタジー映画のヒットメイカーとして広く認知された。
2007年、のちに『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『レヴェナント:_蘇えりし者』で2年連続アカデミー賞作品賞を受賞するアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、『ゼロ・グラビティ』で第86回アカデミー賞8部門を受賞するアルフォンソ・キュアロンら2人のメキシコ人映画監督と共にメキシコで製作会社「チャチャチャ(Cha-Cha-Cha)」を設立。
2008年、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの前日譚である『ホビット』2部作の監督に就任し、製作総指揮のピーター・ジャクソンらと共に脚本も担当することになったが、相次ぐ資金や権利関係のトラブルなどで製作スケジュールが大幅に遅延したため、2010年に降板が発表された。監督はジャクソンが引き継ぐことになったが、脚本にはデル・トロの名前は変わらずクレジットされている。
2009年には、チャック・ホーガンとの共著で初の小説『ザ・ストレイン』を発表。2014年からは同作に基づくドラマシリーズ『ストレイン 沈黙のエクリプス』の製作、製作総指揮、一部のエピソードの脚本並びに監督を務めている。
日本のマンガや特撮映画、ロボットアニメに影響を受けており、中でも円谷英二を尊敬しているという。2000年代には大友克洋の『童夢』を映画化するという計画もあったが、実現していない。
ほかに尊敬する人物としては押井守を挙げており、『うる星やつら オンリー・ユー』以来の全映画を観ており、来日時には直接会っている。ジェームズ・キャメロンとは知り合いで、漫画『銃夢』と『機動警察パトレイバー』を互いに教え合っている。他の日本の作品では、『鉄人28号』『スカイヤーズ5』、手塚治虫、谷口ジロー、永井豪、伊藤潤二、スタジオジブリ作品などに影響を受けている。このうち永井については2017年のアヌシー国際アニメーション映画祭で初対面。永井を「(彼は)モーツァルトだ」と評し、興奮のあまりハグまでしてしまった。(その後、持ってきたノートに直筆サインやマジンガーZのラフイラストも描いて貰った)
《フィルモグラフィ》
1986
Dona Herlinda and Her Son (製作総指揮)
1993
クロノス/Cronos (監督・脚本)
1997
ミミック/Mimic (監督・脚本)
1998
Un Embrujo (製作総指揮)
2001
デビルズ・バックボーン/The Devil's Backbone (監督・脚本・製作総指揮)
2002
Asesino en serio (製作総指揮)
ブレイド2/Blade II (監督)
2004
Cr・nicas /(製作総指揮)
ヘルボーイ/Hellboy (監督・脚本)
2006
Hellboy: Sword of Storms(製作総指揮)
パンズ・ラビリンス/Pan's Labyrinth (監督・脚本・製作総指揮)
2007
Hellboy: Blood and Iron(製作総指揮)
永遠のこどもたち/The Orphanage(製作総指揮)
2008
While She Was Out (脚本)
ルドandクルシ/Rudo y Cursi(製作総指揮)
Cosas insignificantes (製作総指揮)
ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー/Hellboy II: The Golden Army(監督・脚本)
2009
スプライス/Splice(製作総指揮)
2010
BIUTIFUL ビューティフル/Biutiful(製作助手)
ロスト・アイズ/Julia's Eyes(製作総指揮)
2011
カンフー・パンダ2/Kung Fu Panda 2(製作総指揮)
ダーク・フェアリー/Don't Be Afraid of the Dark (監督・脚本)
長ぐつをはいたネコ/Puss in Boots(製作総指揮)
2012
ガーディアンズ 伝説の勇者たち/Rise of the Guardians(監督)
ホビット 思いがけない冒険/The Hobbit: An Unexpected Journey(監督)
2013
MAMA/Mama(製作総指揮)
パシフィック・リム/Pacific Rim (監督・脚本製作総指揮)
ホビット 竜に奪われた王国/The Hobbit: The Desolation of Smaug(脚本)
2014
ホビット 決戦のゆくえ/The Hobbit: The Battle of the Five Armies(脚本)
2014-2017
ストレイン 沈黙のエクリプス/The Strain (監督・脚本・製作総指揮)
2015
クリムゾン・ピーク/Crimson Peak(監督脚・脚本・)
2017
ザ・シェイプ・オブ・ウォーター/The Shape of Water(監督・脚本・製作総指揮)
2018
パシフィック・リム: アップライジング/Pacific Rim: Uprising(製作総指揮)
2019
スケアリーストーリーズ 怖い本/Scary Stories to Tell in the Dark(脚本・製作)
2020
魔女がいっぱい/The Witches(脚本・製作)
2021
アントラーズ/Antlers(製作)
ナイトメ ア・アリー/Nightmare Alley(監督・脚本・製作)
2022
ギレルモ・デル・トロのピノッキオ/Pinocchio
.