Jack Bauer
【ジャック・バウアー】
Jack Bauer
アメリカのイマジン・エンターテインメントが製作し、FOXで放送されたテレビドラマシリーズ「24 -TWENTY FOUR-」でキーファー・サザーランド(Kiefer Sutherland) によって演じられている架空の人物。
2001年にアメリカで放送が開始され、その後世界各国で放送され世界的人気作品となった。
全放送回数:192話(+『24 リデンプション』)
リアルタイムという特性を活かした手に汗握る展開や、テロという脅威をテーマにした容赦ない展開が特徴である。
CTUの活躍を全面に押し出すためか、FBIなどの捜査機関はほとんど登場していなかったが、シーズン7でFBIワシントン支局が主軸で登場。
仕事は、米国に対するテロ攻撃を防ぐことが中心で、一市民の命から政府機関まで対象は様々である。多くの場面で自らを危険にさらしており、自身がテロリストに狙われることもあれば、自身の家族や友人が標的になることもある。有能な捜査官と評される一方、バウアーが情報を得るために犯罪者に対しよく行う拷問は、ドラマの視聴者や有識者の間で論議を呼んだ。
《シーズン2 (37歳)》
《シーズン3 (40歳)》
《シーズン4 (41歳)》
《シーズン5 (43歳)》
《シーズン6 (45歳)》
《リデンプション(47歳)》
《シーズン7 (47歳)》
《ファイナルシーズン (49歳)》
《リブ・アナザーデイ (53歳)》
2006年、キーファー・サザーランドは「24:シーズン5」以降3シーズンにバウアーとして出演する契約を交わし、この契約は報道によると、4千万ドル(約40億円)に相当するとされる。キーファー・サザーランドはバウアーとして「24」に出演すると同時に、「24」シリーズのエグゼクティブ・プロデューサーも務めるようになった。
1966年2月18日にカリフォルニア州サンタモニカで生まれた。
UCLAより英文学の学士号、またUCバークレー校より犯罪学及び法学の修士号を獲得。
大学卒業後、彼はロサンゼルス市警察やSWATチームの一員、およびアメリカ陸軍の第一特殊作戦部隊デルタ分遣隊、通称デルタフォースに所属し、テロ対策ユニットに転属する前には、CIAで現地作業も行っていた。
その後、クリストファー・ヘンダーソンによって引き抜かれ、CTUに所属することになる。後に、ジャックはヘンダーソンを、機密情報を防衛関係企業に売った容疑で告発し、CTUから解雇する結果となった(合計3人の同僚の不正を暴き、一部の同僚からは反発されている)。
正義感と忠誠心に厚い、アメリカ合衆国の真の愛国者。どのような過酷な任務でも最終的には達成することから、パーマー大統領などからは絶大な信頼を寄せられている。徹底した現場主義であり、任務遂行のためならルールを破ることもいとわないため、たびたびCTUの上級スタッフと問題になることが多い。問題行動が多いものの結果的には、現場において最も的確な判断を下しており事件解決に結びついていると、同僚スタッフからは高く評価されている。
ファイナルシーズンでは、警護対象であったハッサン大統領の一件から恋愛関係になったルネの暗殺にロシア政府が関わっていると知り、報復のため政府関係者を殺害。リブ・アナザー・デイではオードリーの殺害を指示したチェンの首を切断するといった残忍な面をみせている。
CTUの現場捜査官の中でも、彼のもっている能力は極めて幅広く、高度で応用力があるといえる。
射撃センスは非常に高く、敵の攻撃をうけて被弾することもほとんどない。1年以上のブランクがあってもそのセンスが衰えることはない。
コンピューターについての高度な知識もあり、技術スタッフとのコミュニケーションもこなす。
自動車でのカーチェイスはもちろんのこと、飛行機・ヘリの操縦までこなす。爆弾の解体についても、基本的な知識・経験があるようである。
軍隊格闘術・体術もマスターしており、1対1あるいは1対多数での敵との格闘にも後れを取ることはない。
心臓停止しても蘇生措置により何度も蘇るなど、体力的にも優れている。
精神力も桁外れであり、2年にも及んだ中国政府の拷問にも耐え切った。
デルタフォース出身のため、語学にも堪能。シーズン6でのロシア大使館潜入時での一幕では「ロシア語」、ファイナル・シーズンでのウラジミールとの接触時には「ドイツ語」を話している。又、デルタフォースで鍛えたテロ対策の専門家としての技術はCTU戦術チームの中でもトップクラス。
捜査に必要な情報機器や、USPコンパクトなどの拳銃や、ナイフ・スモークグレネードなどの武器・弾薬のほか、防弾チョッキ・応急処置用品・携帯食・小型ライト・覆面などが入れられている。任務によっては、時限式爆薬なども携帯している。
《家族との関係》
愛妻テリーや愛娘キムに対しては、自分の命さえもなげうつほどの愛情を持っており、涙もろい一面も併せ持つ。
キムとは微妙な親子関係であり、テリーの死など過酷な任務が災いし、近づいたり離れたりを繰り返していた。しかし、シーズン7でウイルス兵器に侵されたジャックをキムが救った事により和解。シーズン8では、キムの夫や娘と暮らす決断をしたものの、その直後にテロ事件に巻き込まれ、事件の責任を取らされる形で国外逃亡することになる。
父:フィリップ・バウアー(シーズン6で死亡)
母: 本名不明
妹:キャロル・バウアー
弟:グラハム・バウアー(シーズン6で死亡)
義妹:マリリン・バウアー
甥:ジョシュ・バウアー
妻:テリー・バウアー(シーズン1で死亡)
娘:キンバリー(キム)・バウアー
娘婿:スティーブ
孫娘:テリー
《女性との関係》
事件を通じて妙齢の美女とめぐり合うことが多いが、多くは不幸な結末を迎えている。
《同僚との関係》
あまりにルールを無視した独断捜査のために、上級スタッフからは反発されたり煙たがられることが少なくないが、己を捨てるほどの愛国精神と任務の達成能力から、クロエなどの同僚のスタッフからの信頼は厚い。当初ジャックを煙たがっていた上級スタッフも、彼の実力を知り認めていくことになるが、途中で任務をはずされたり、殺害されたり、死亡するエピソードが多い。
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