チャカ・カーンとキラー・カーン | hiroチャンのブログ

チャカ・カーンとキラー・カーン

【チャカ・カーン】
Chaka Khan
アメリカ合衆国イリノイ州出身の女性R&B歌手。
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《基本情報》
出生名:Yvette Marie Stevens
別名:Chaka Adunne Aduffe Hodarhi Karifi Khan
生誕:1953年3月23日
出身地:アメリカ合衆国、
イリノイ州ノース・シカゴ
ジャンル:R&B、ジャズ、ファンク、ソウルミュージック、ディスコ、アダルト・コンテンポラリー・ミュージック
職業:歌手、ソングライター
活動期間:1973年 - 現在
レーベル:ABCレコード (1972・1978)
ワーナー・ブラザース・レコード (1978・1998)
MCAレコード (1979-1982)
NPGレコード (1998-2001)
バーガンディレコード (2005-現在)
共同作業者:ルーファス、プリンス

《概要》
驚異的な歌唱力で1970-80年代にR&Bの女王と呼ばれ、以降も精力的に活動。非常にアクティヴな性格で、レコーディングの際、アレンジが気に入らないと、殴りあうこともあったらしい。ホイットニー・ヒューストン、メアリー・J.ブライジなど、多くの女性歌手に多大な影響を与えた。女性歌手ではアレサ・フランクリンと共にR&Bを代表する存在と言われる。
芸名のChakaはアフリカの言語で「炎」「赤い」という意味。本来は「シャカ」と発音するのが正しいようだが日本では「チャカ」で通っている。Khanは最初の夫の姓。
実弟にシンガー・ベーシストのMark Stevens、実妹に、シンガーのTaka Boomがいる。娘のIndira Khanもシンガー。

《略歴》
1973年、ファンクバンド・ルーファス(Rufus)のボーカルとしてデビュー。翌年スティーヴィー・ワンダーが提供した"Tell Me Something Good"が大ヒットし、以降もヒットを連発した。
1978年には名プロデューサーArif Mardinの元でソロデビュー。デビュー曲"I'm Every Woman"は後にホイットニー・ヒューストンがカバーした楽曲としても知られている。1982年にはRufusが解散してソロに専念する。解散ライブアルバムにボーナストラックとして収録された新曲"Ain't Nobody"がヒットし代表曲の一つになった。
1984年にプリンスのカバー"I Feel for You"(邦題「フィール・フォー・ユー」)が大ヒット(全米3位)。ラッパー・メリー・メルを起用したヒップホップの先駆けとなる先進的なサウンドで、同年のデイヴィッド・フォスター作のバラード"Through the Fire"と共にヒットした。

1980年代後半以降は商業的に不遇だが、1989年発表のクインシー・ジョーンズプロデュースでレイ・チャールズとのデュエット曲"I'll Be Good to You"がR&Bチャート1位のヒットになった。

1992年のアルバムThe Woman I Amはグラミー賞最優秀女性ソロR&Bアルバム賞を獲得した。この頃はドイツに在住していたことがあり、一部の楽曲では現地のプロデューサーを起用している。日本では"Facts of Love"がトヨタ・RAV4のCMソングに使用された。

R&Bのみならず様々なジャンルをこなす音楽性の幅広さで知られ、近年はジャズ歌手としても高く評価されている。1980年代末にはマイルス・デイヴィスと度々共演した。

1995年発売予定だったアルバムDare You to Love Meが発売中止になるなどの経緯を経て、1996年のベスト・アルバムを最後にメジャー・レコードとの契約を解消。1998年には彼女と同じようにワーナーと袂を分かったプリンスのインディーズ・レーベルNPGからCome 2 My Houseをリリースした。

2002年、映画『永遠のモータウン』に提供したマーヴィン・ゲイのカバーWhat's Goin' onがグラミー賞を受賞。2004年にはイギリスのサンクチュアリ・レコードよりジャズ・スタンダード集Classikhanをリリース。

2006年、ソニーBMG傘下の新レーベルBurgundy Recordsと契約した。2007年9月(日本盤は10月)に同レーベルから新アルバムFunk Thisを発売。ビルボード総合アルバムチャート初登場15位(R&Bチャート5位)と自身最高の初登場順位を記録し、約10年ぶりにシーンの第一線に返り咲いた。メアリー・J.ブライジをフィーチャーした"Disrespectful"がクラブプレイチャートで1位を獲得した。第50回グラミー賞ではFunk Thisが最優秀R&Bアルバム、"Disrespectful"が最優秀R&Bグループに輝き通算10回目の受賞となった。
現在でも若い頃と変わらない声量やハイトーンボイスを保ち、リリースは少ないが、多数のアーティストの作品に客演したり、精力的なライブ活動を続けている。
日本に関連するものとしては、1996年に日本のアーティストCHAGE&ASKAの楽曲を世界中の一流アーティストがカバーするトリビュートアルバム「one voice THE SONGS OF CHAGE&ASKA」に参加するなどしている。

《ディスコグラフィ》
Rufus featuring Chaka Khan
ルーファス - Rufus (1973)
ラグズ・トゥ・ルーファス - Rags to Rufus (1974)
ルーファサイズド - Rufusized (1974)
ルーファス・フィーチャリング・チャカ・カーン - Rufus featuring Chaka Khan (1975)
アスク・ルーファス - Ask Rufus (1977)
ストリート・プレイヤー - Street Player (1978)
マスタージャム - Masterjam (1979)
カムフラージュ - Camouflage (1981)
ライヴ/サヴォイでストンプ! - Stompin' at the Saboy (1982、ライブアルバム)
Best of Rufus (1982、ベストアルバム)

ソロ
恋するチャカ - Chaka (1978)
ノーティ - Naughty (1980)
恋のハプニング - What 'cha Gonna Do for Me (1981)
ビバップを歌う女 - Chaka Khan (1983)
フィール・フォー・ユー - I Feel for You (1984)
デスティニー - Destiny (1986)
C.K. - c.k. (1988)
人生はダンス~スーパー・ダンス・リミックス集 - The Remix Project (1989、リミックスアルバム)
ウーマン・アイ・アム - The Woman I Am (1992)
チャカ・カーン・ベスト!~エピファニー - Epiphany (1996、新曲多数を含むベストアルバム)
カム・2・マイ・ハウス - Come 2 My House (1998)
I'm Every Woman The Best of Chaka Khan (1999、ベストアルバム)
クラシカーン - Classikhan (2004)
Platinum Collection (2006、ベストアルバム)
ファンク・ディス - Funk This (2007)
All the Hits Live (2008、ライブアルバム)
ハロー・ハピネス - Hello Happiness (2019)

その他
あの頃のジャズ - Echoes of an Era (1982、フレディ・ハバード/ジョー・ヘンダーソン/チック・コリア/スタンリー・クラーク/レニー・ホワイトとの特別ユニットによるジャズアルバム)
One voice THE SONGS OF CHAGE&ASKA (1996、CHAGE and ASKAのトリビュートアルバム。「Raspberry(野いちごがゆれるように)」のカヴァーで参加)

《日本公演》
1976年
6月29日,30日 中野サンプラザ
1984年
5月1日,2日 中野サンプラザ、3日 大阪厚生年金会館、4日 愛知県勤労会館

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ちなみにキラー・カーンは日本人プロレスラーで必殺技はモンゴリアンチョップ。
チャカ・カーンとは赤の他人でございます。