症状は相変わらずですが、全く感じなかった顎部分に、たまにビリっとした痛みが出るようになりました。
頻度は少ないのですが、突然痛むのでビックリします。




B総合病院より紹介していただいた、大学病院(以後C大学病院とします。)へ行きました。


C大学病院でも、まずはレントゲン撮影。


その後、診察をしていただきました。




まず、麻痺の度合いを数値化するとのことで、2種類の検査を行いました。




まずはSW知覚テスターを使用しての検査。


ペンの様なものに着いている様々な太さのフィラメントと呼ばれるものを細いものから当て、どの太さで感じるか、というものでした。


細いものから

触覚正常→触覚低下→防御知覚低下→防御知覚脱失→測定不能

となり、それぞれ複数本ずつあります。




私の場合は、防御知覚脱失の中位で触ってるかな?という感じでした。
ただ、触っている所が分かると言うよりは、触った時に皮膚がつられるような、皮膚が動く感じのようなものがあるので、触ってるのかな?と思う感じでした。




次に行った検査は、機械を使って麻痺部分に貼った電極より3種類ある電流をそれぞれ流し、どのくらいの強さの電流で感じるかを調べる検査でした。


わたしの場合は、正常な部分に比べて約6倍程度の電流の強さで感じました。
ただ、これも麻痺している部分というよりは、麻痺していない側の前歯に響くような感じでした。





総合して、先生は中程度より少し重い状態であると仰っておりました。


もし神経を切断していたら測定不能になる為、私が1番不安であった切断の可能性は無いとの事でした。




今後の治療に関しては全部で5種類あり、その中から2~3種類を週に1回程度行っていきましょう、とのこと。


1.星状神経節ブロック注射


首にある星状神経節(交感神経)と呼ばれる部分に、少量の麻酔薬を注射する事で神経の伝達を遮断し、交感神経の緊張を緩めることによって血管が広がり、血流が良くなるため痺れや痛みを和らげるもの。


交感神経を一時的に麻痺させることにより、自己治癒力を高めるもののようです。


ただし、首には様々な神経や血管などがある為、万が一注射位置がずれた場合に副作用(合併症?)が出る可能性があるとの事。


リスクもある為、この治療を行うには同意書へのサインが必要と仰っておりました。




2.スーパーライザー


近赤外線のレーザーを照射し、血流を良くするもののようです。
特に痛みや副作用等はなく、当てている箇所がほんのり温かく感じると仰っておりました。




3.キセノンレーザー


キセノン光線というレーザーを照射し、血流を良くするもののようです。
2と同じようなものみたいです。




4.低周波治療器


麻痺の箇所に電極を貼り、一定のリズムで断続する電流を流すことで神経を刺激するもののようです。
またコリなどを和らげ、血行を促進する効果もあるようです。




5.薬


まずはB総合病院でもらったビタミン剤を続けて飲み、無くなったら処方するとの事でした。



麻痺の治療は、麻痺が出る前と全く同じ状態(100%)まで治る、という概念はないと仰っておりました。


現状全く感じないところから、日常生活に不便が起きない程度まで回復したら治ったと判断する気持ちでいて下さい。との事。




完全に元には戻らない、と遠回しに言われたような気がして、落ち込みました。


この日はスーパーライザーのみ行っていただき、帰宅しました。