私の個展に大学の後輩くんが来てくれたのですが、彼は書道関係の記事を書く
お仕事をしています。
学生時代は接点がなかったのですが、社会人になって本格的に書道の仕事をするように
なり父を通してお話ができるくらいの知り合いになりました(笑)
そんな彼から「監修をお手伝いさせていただいた小説『墨のゆらめき』が
発売になりましたので、ご興味あればお読みくださいませ」と連絡をいただきました。
早速、本屋さんへ行くと入り口目の前に、平積みにされているではありませんか!!!
正直、私は小説をほぼほぼ読まない人生を送ってきました。
読んだ小説は知り合いが書いたものか、めちゃくちゃ話題になったもので、
それでも流行りが過ぎてから読むという何とも変なこだわりがあるみたいです!!
小説を読み慣れていない私は、勢いが出るまでかなりのらりくらりと読んでいましたが
半分をすぎるくらいから読み進めるスピードが倍速に!!
世間的に「書道家」ってどんな風にみられいるのかな???
自分が自己紹介するときに、いつも思う疑問です(笑)
小説を読み進める中で作品を鑑賞している登場人物の描写がとても興味深かったです。
自分も作品を書いていて、自分作品が鑑賞してくれた人の心が動かせることができて
初めて「書家」と名乗っていいのでは?と思うこことが多々あるので
いろんな意味で興味深く読み進めることができたのが良かったと思います。
個展会場で、何度も足を運んでくれたり、今までどうしようか?と悩んでいた人が
「やってみようと思います」と確実にみてくれた人が心を動かしてくれたことを
三度目の個展で経験できたのは私にとってとても大きくて、これ以上のことって
これから訪れるのかな?と芸術家ならではなのかは分からないけれど
ちょっと不安定なモヤモヤの中、次の作品のアイデア出しに悪戦苦闘している
今日この頃であります(笑)
小説の批評はできませんが、「そういう展開に持っていくのか!!」という
面白さもあるので、ぜひ皆様にも読んでいただけたらと思います!
calligrapher SAORI ohyama
『墨のゆらめき』
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