作者のカズオ・イシグロさんはノーベル賞を受賞したので、もう説明は不要ですね♪

 

2月の旅行に持って行く本を、本屋さんで物色してこれを購入。

旅行中は、ほとんど読めませんでした。

電車の中では活字を追うと酔いそうになり、ホテルでは読み始めるとすぐに眠くなったり・・・

 

内容を全く知らずに買ったつもりでしたが、書評か何かでファンタジーと書かれていたことを読み始めて思い出しました。

 

ファンタジーなのですが、そこに書かれているのは過去の記憶とどう折り合いをつけていくか・・・を考えさせるものです。

記憶とあえて書きましたが、過去の出来事がそれぞれの立場や思いで消化されて、それぞれの記憶となるとします。いいこと、悪いこと、楽しいこと、悲しいこと・・・人によって記憶のされかたが違うし、記憶である以上、忘れられる可能性もあるのです。

 

そういえばある時期、祖母が親戚の顔がわからなくなったときに思わず、悲しい記憶も忘れてたら幸せかもねと、両親の前で言ってしまい、冷ややかな目をされました。軽い気持ちだったのですが、本心だったんですよ。

でも、今になって思えば、楽しい、喜びの記憶も忘れることもあるんですよね。

 

・・・なんて考えながら読んでいたら、けっこうしんどかったです。

最近、いや昔からか?、物忘れをするので、読むのが辛かったというのもありますね。