ここ最近のぶろぐ更新、本の感想ばかりになっていますね。

実は、くりすたの使い方やお絵描きの練習がおろそかになっています。

今年のJ誕の更新も無理かなあ。やばいです。

 

 

 

 

と、そんな需要の無い私の絵の話は置いといて、本を読んで思ったことを述べようと思います。

 

マーティン先生はJよりもP派の人、というのは一般的な見解だと思うのですが、この本を読んで理由がわかりました。

Pもマーティン先生も似た者同士、重度のワーカホリックなんです。

二人とも、物作りをする人なら大体持っている承認欲求は一応持ち合わせてますし、実績に似合った収入も欲しいと思っています。が、それを大いに上回る「より良いものを作りたい」欲求が半端なく強いです。

ビーが、あれだけ売れっ子だったのに収入はそれほどでも、という話は有名ですけど、マーティン先生も一サラリーマンとして普通のプロデューサーくらいのお賃金しかもらっていなかったそうな。

ビーが全米一位とった時にボーナスカットとかあったらしい。

それなのにこの本では、マーティン先生はものすごく人生が充実している感じがします。

よっぽどビーとの仕事が楽しかったんだろうな、という事がうかがえました。

 

ただ、ビーの4人が個性が強かったのと同様で、マーティン先生自体も会社内ではちょっと変わった人扱いだったらしいです。
お金への執着より仕事の出来不出来に重きを置くのは、当時にしては俗っぽさが無くて、理解者は少なかったんだろうなと思います。

 

とはいってもマーティン先生、主にお金の問題で会社辞めちゃいますけどね。

ビー後期は、本人達も周りも、金銭トラブルがすごいです。

実際に現場で仕事頑張って実績上げている人より、何もせず彼らを雇っているだけの人がお金を手にしているって、どういうことなの…

 

ビー担当時代、Jとはあまり分かり合えなかったっぽいです。

マーティン先生の、元軍人という経験から培ったと思われる根気強さ、我慢強さで、むらっ気のあるJと何とか接していた、みたいな感じ。

マーティン先生が一生懸命理詰めで説明しても、感覚で物事を捉えることに長けているJには理解してもらえない、なんてこともよくあったらしいです。

この本には露骨には書いてありませんが、Jの音楽的才能を理解しつつ、性格や人格は理解できなかったみたいなことが感じ取れます。

J、しょっちゅうマーティン先生に無茶ぶりやぶん投げしてますし。

マーティン先生お気の毒。

 

っていうか、ここ最近読むビー関連本で、Jに好意的な本無いんですけど、もしかしてJあまり当事者に好かれてないですか?

別にいいですけど。私一人でもJ推し貫くし。

 

ビーが化け物みたいなグループだったのは、当たり前ですけどマーティン先生達の力添えもあったのだと改めて思いました。

えぴーとかまる、にーる、えめりっく等々、縁の下の力持ちの存在を、ビーのファンとして忘れてはならないですね。

 

よくよく考えたら、ビー本人達だけでなく、周りもすごい人で固めてたんですね。

マーティン先生、絶対音感があるそうなんですけど、普通、絶対音感って3歳くらいからみっちり勉強しないと身につかないって聞きますよね。

それを、6歳くらいから、それもほとんど独学で覚えたって天才過ぎやしませんか。

天才音楽家に天才プロデューサーが付いたら、そりゃあ凄いバンドになりますよ。

 

あと、マーティン先生のいいな、好きだなと思ったところは、ビーの功績を自分一人の功績にしなかったところ。

偉大なのはビーの4人(特にJとP)で、自分は彼らを手伝ったり磨き上げたりしただけ、というスタンスを最初から最後まで崩しません。

そんなサポートの仕事を心から楽しんでいた、と本で言っています。

根っからの職人気質で、誠実で、謙虚な人なんだという印象を受けました。

だからPは、ビーが解散した後もマーティン先生と一緒に仕事をしてきたんだろうなと思います。

 

それと、マーティン先生、まさかの声フェチという事実。

音楽プロデューサーなんてやっているんだから当然といったら当然ではあるんですけど、JとP二人ともマーティン先生のおめがねに適う声をしていたのもビー勝因の一つかと。

誰とは言いませんが(本には書いてありますのでそちらを参照)、売れそうにない声のアーティストを、えぴーのゴリ押しで何とか形にして売り出したマーティン先生の苦労、心よりお察しします。

 

Gの声も、マーティン先生的には微妙だったらしいです。

でも、Gの事が嫌いというわけではないみたいです。

有名問題発言「あなたのネクタイが気に入らない」は、軽いジョークで受け流していましたし。

さすがマーティン先生、大人だなって思います。

 

Gだけでなく、たぶんJもマーティン先生には散々ジョークやきつい皮肉を言っていたと思われます。

だけど、Jの悪口は、少なくともこの本では言っていません。

Gのジョークのように流していたのか、あえて書かなかったか。

どちらにしても、私の中のマーティン先生の株は上がりまくりました。

こういう男気のある人大好きです。

 

Jとは性質が違う、というような事を書きましたが、自由に仕事をしたい、という点はすごく似通っていると思いました。

マーティン先生もビーに負けず劣らず能力のある人ですから、閉鎖的な会社でちまちまやるよりものびのびやりたい仕事をしたかったんでしょうね。

自分で会社を立ち上げてからは、お金に困っていたとはいえ仕事は充実していたみたいです。

 

 

この本は、マーティン先生の自伝と表紙にはありますが、実際にマーティン先生自身の事は半分くらいしか書かれていません。

あとの半分は、当時の音楽機材事情、ビーの事、プロデューサーになりたい人へのアドバイス、EMIに対する愚痴(これが一番多い)等で占められています。

専門用語が多くて読み飛ばした箇所もあった上で、読破に一週間かかりました。

ちょっとビーに興味がある、くらいの知識で軽く手にとったら、読んでいて置いてきぼりにされます。それくらい難しいです。

ただ、読むだけの価値はあると思いますので、図書館においてあれば、是非読んでみてほしいです。

ビー初心者がしょっぱなから買って読むのは、あまりおすすめしません。

 

 

 

そんな訳で、次こそぱてぃの自伝を読みます。

お絵描きの練習続きはその後になる予定。

せっかく買ったくりすたが腐りそう…