なんか最近、すっごい沢山字読んでます。

今まで活字離れしていた反動かな。

 

 

それはともかく、くらぷとんさん。

実はよく知りません。

 

知っていた事。

1、Gの友達

2、ほわいるまいぎたー~の泣きのギターやった人

3、ぱてぃぼいどと結婚→のち離婚

4、ギターの神様と言われている

5、いとしのれいら作った

 

だけです。マジです。

くりーむとかやーどばーずとか全然知りませんでした。

そんな私が読んだ、くらぷとん自伝感想です。

真面目なファンの方は、この先読まないで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の事を、割と客観的に綴っているように思います。

Gの自伝はかなり主観的に書かれているという印象を受けたので、そのギャップがすごいです。

これはたぶん、くらぷとんがこの本を書いた時点でもうそれなりに歳取ってから書かれた回顧録だからかな。

Gの自伝って、あれまだ30代で書いたものですよね。Jが生きていた頃ですし。

えぴーも生前自伝書いてましたけど、30代じゃ早すぎませんか?

とはいえ、Gもえぴーも早死にしているので、生きているうちに書いておいてくれて良かったと思いますけど。

 

 

本書は、冒頭からいきなり「自分は私生児」という重たい告白から始まります。

父親を知らず、母にも捨てられ、祖父母の家で育てられたそうな。

その後ギターにハマり、のめり込んでいきます。

ここだけ読むと、なんとなくJと似てます。

 

その、ギターへの情熱がなんか凄まじいです。

文字通り、死ぬほどギター弾いてます。

Pも、音楽への執念がすごい、とP伝記感想で書いたと思うんですけど、天才とか神とか言われている人って皆こうなのかな。

で、二人とも好きなものに対しては謙虚なところも同じ。

自分なんてまだまだ、もっと巧い人は沢山いる、と言いながら、誰よりも凄い演奏をします。

 

ただPは音楽を奏でられるなら楽器は何でもいい、何ならアカペラで歌っちゃう、みたいなところがあるんですけど、くらぷとんは終始ギターのみに執着しています。

だからギターの神様なのか、と腑に落ちました。

現世でギターの神様なんだから、生まれ変わったらリアル神になるんじゃないか。

 

とはいえくらぷとん、私生活はアラフィフまで落ち着かなかったみたいです。

理由はお酒とお薬。

この本で、中毒症の怖さというものを知りました。

治したくても、本人も家族もどうにもできないことがあるんですね。

くらぷとんの場合、アルコール中毒から抜け出すのに20年かかったそうです。怖。

 

ギターを弾く以外の事は不器用な人なんだと感じました。

人生を遠回りして、普通の家庭を築くのに50年以上かかってます。

やっぱり生まれ育った環境がアレだったせいでしょうか。

同情はしますが、それに振り回された女性たちはたまったものではないでしょうね。

 

Gとぱてぃにした事は、現代日本の倫理観では理解できないところがあると思うんですけど、当時のイギリスでは友達の奥さん横取りって普通だったんですかね。

GもRの奥さん寝取ってるし。

 

くらぷとんは、ぱてぃの事は本気で好きだったとは思いますが、それ以上にGへの嫉妬が凄いと感じました。

Gの持っているものが何でも欲しかった、というようなことが書かれていて、Gにコンプレックスがあったのをひしひしと感じます。

私も正直なところP伝記、G自伝読んだ後この本を読むと、くらぷとん小物感あるな、って思いましたし。

そりゃあビーと比べたら他のバンドは…ですよね。

 

くらぷとんとぱてぃの結婚パーティーに、PGRは呼ばれたのにJだけハブられた謎は解けませんでした。

くらぷとんも何で?って感じでしたし。

Jに招待状が届かなかったのは郵便事故だったのか、くらぷとんの自作自演なのか、もしくはぱてぃが何かしたのか…

ぱてぃの自伝めっちゃ読みたくなってきました。

図書館に無いので、買うしかない。

 

期待していたビーに関する記述は、ほんの少しでした。

Gと仲が良かったというのは知っていましたが、それ以外のメンバーとはそれほど交流は無かったみたいです。

特にJの事はあまり良く書かれていませんでした。苦手なタイプだったのかな。

Pとは、G追悼コンサート等で一緒に歌った、くらいの仲。

Rに至っては全くコメント無し。

 

ところで、この本は市の図書館から借りてきたんですけど、あるページに開き癖がついてまして。

そのページを開くと、思った通りGから「ほわいるまいぎたー~」のギターソロを頼まれるシーンが。

この本借りた皆さん、このページ好きなのね、と笑いました。

Gにギターの演奏を頼まれて、内心喜んでいたくらぷとん可愛いな。

口では謙遜していましたが、嬉しかったんだね。

 

 

 

 

ビーファンとしては物足りない本でしたが、読んでおいて良かったと思える一冊でした。

この長い文章を、慣れない手つきで指一本でキーボード打ったのだと思うと、なんだか微笑ましいです。

ギターはあんなに弾けるのに、文字入力は苦手なのって、何そのギャップもえ。

 

一つだけ引っかかった言葉があります。

努力は必ず報われる、とくらぷとんは本書に書いていますが、これは全ての人には当てはまらないんじゃないかな。

「無駄な努力」って言葉があるんですから。

神と言われる人の言葉は、ある種の無責任さを持つ、と思いました。

そりゃあ、あなたは神だからでしょ、と凡人の私は思ってしまいます。

私がひねくれているだけかもしれませんが。

 

もちろん良い事も沢山書いてありますし、古いUKろっくが好きな人には色々勉強にもなりますので、興味がありましたらご一読ください。

私は楽しく読めました。

 

良い感じに歳をとって、今では渋いおじさまになったくらぷとん、これからも長生きして良い音楽を作っていってほしいです。

 

 

 

蛇足ですが、くらぷとん受っぽい(本当に蛇足だった)。