前回の文章、長々しかったにも関わらず全てを語りきれなくて、もう一回感想を書くことにしました。
すりーきんぐだむす感想その2。
私は、これまで何度かさんごくしを本で読もうとしてきましたが、その都度挫折してきました。
吉川さんごくしや、あおいとり文庫さんごくし、横山さんごくし等です。
なぜ挫折したのか。
最大の理由は、残酷な描写にあったのだろうと思います。
すりきんを観ていても多少の嫌悪感がありましたし、元来さんごくしは日本人向けのお話ではないのかもしれません。
特にそうそう。簡単に人を殺し過ぎ。
すりきんは、人物を魅力的に描いていると前回書きました。
しかし、人間ですから誰だって悪いところもあるでしょう。
ただ、そんな人間の欠点を覆い隠すのではなく、良い部分をクローズアップすることで欠点を目立たなくする手法を取っているように思えました。
例えば、そうそう。
人を殺しても、その死を自分や自国の利益にしっかり生かしていて、戦争での敗北以外ではほとんど無駄死にさせていません。
密告してくるような奴は信用できないから殺す、生かしておいたら自分の立場が危うい、等々。
決して、一個人の感情で人を殺す事はしませんでした。
少し異様なまでの現実主義者というのでしょうか、頭の切り替えが良すぎる感じでした。
こういう天才肌って、純粋に憧れます。
まあすりきんも創作物ですから、脚色はされているでしょうけれど、それを差し引いてもそうそうって凄まじい人なのだと思い知らされました。
これまではあまり好きではなかったそうそうですが、今ではさんごくし一番の推しです。
もう一つ、さんごくしを読み通せなかった理由は、私が中国史に疎かったからだと思います。
漢を創ったこうそ=りゅうほうって知りませんでしたからね(アホ)。
昨年、しばりょー版「こううとりゅうほう」を読んだのですが、その知識が役に立ちました。
かんしんとかちょうりょうとかれきいき等、「こううとりゅうほう」に出てきた人物の名前がさんごくしにちらほらと出てきたんです。
さんごくしの前に読んでおいて良かったと思いました。
りゅうびが漢室のまつえいと自称していたの昔は?でしたが、りゅうほうの子孫だったのね、とこの歳になって初めて知りましたから。
やはり歴史はちゃんと学んでおかなければ、と反省。
勉強って大切ですね。
中国史を知らなくてもすりきんなら楽しめますけど、知っていればより面白くなります。
すりきんは、お金も相当かかっているそうですね。
確かにエキストラも多いですし、物を派手に壊したり燃やしたりしています。
あと、服装が素敵です。華美過ぎず質素過ぎず。
特に武官、マントがひらひらですっごくかっこいいです。あれデザインした人天才。
ちょううんの鎧が、最後までモブとあまり変わらなかったことが唯一の不満ではあります。
でも白馬に跨るちょううんかっこよかった!まさに王子様!
もう一つ。公式なんだとは思いますが、こうめいの持っている羽扇が優雅でオシャレでした。
死ぬ間際まであの扇持っていましたが、そんなに大事なものだったのでしょうか。
ちゅうたつがこうめいに贈られた赤い衣を纏うのも面白かったです。似合わないし。
決して挑発に乗らず守りを固め、最後に覇権を握るちゅうたつは、日本史で言うところのとくがわいえやすでしょうか。
そうそうはのぶながっぽいですよね。
ひでよしは…だれでしょう?
すみません話がそれました。
私はすりきんをにこ動で観たのですが、少しモヤっとした事。
にこ動って、視聴者のコメントが流れてくるじゃないですか。
あれが、面白いことも多いんですけど、これはちょっと…って思ったものもありました。
例えばかんけんていの乗った船が沈んで亡くなるシーン。
「史実ではうんたらかんたら」ってコメントが流れてきたんですけど、史実のソースは?って思いました。まさか正史?
これが「正史ではこういう記述があって、演義では~だよ」っていうコメントならこんなにモヤっとしなかったんですけど。
史実史実って、あなたタイムマシーンに乗って現物見てきたんですかっていう。
現代の文書やデータですら改ざん疑惑があるのに、果たして約千八百年前の記録が本当に正しいのでしょうか。
それ言ったら、日本書紀や聖書だって史実ですよ、と極論に陥ってしまいました。
細かい事気にするようですが、モヤモヤ。
でも基本、他の人の感想兼一言コメントは、見ていて面白かったです。
しゅうゆの臨終の際、そん権が「次の大都督は誰に?」としゅうゆに尋ねた時、俺だ俺だコメントが大量に流れてきたところ、シリアスシーンなのに笑ってしまいました。
皆さんそんなに大都督になりたいんでしょうか。私はなりたくないです。
私と同様にさんごくしを本で読めなかった方も、映像なら、すりきんならいけますから、是非!
と思うんですが、長さが最大のネック…
私は全部観るのに、約4ヶ月かかりました。
面白い事は折り紙付きなんですけど、あまりの長さに中だるみがあるかもしれません。
でも、あの長さでないと、さんごくしという壮大なスケールの物語は描けないでしょう。
誰かとさんごくしについて語りたいなあ。
しかし友はいない。
仕方が無いので、なつこみで薄い本を買おうと思います。オタ的発想。
ギャグ本読みたいな。こうめいとしゅうゆに挟まれてあたふたするろしゅく、みたいなやつあるかな。
ちょうど私が行く日が歴史ジャンルを扱っている日なので、今から楽しみにしています。
おそまつとなるとも同日ですし、忙しい一日になりそう。
しかも東ホールと西ホール両方回らねばならない。
さて、体力はもつでしょうか。
薄い本を持ったまま救急車で運ばれたくないです。這ってでも家に持って帰らねば。
頑張ります。