5月9日──ベラルーシにとっての「記憶の日」



今日は5月9日。ベラルーシでは祝日で、街では音楽や花火、式典が行われます。子どもの頃から「戦勝記念日」として教えられ、喜びの日だと思っていました。ナチス・ドイツに勝った日。恐ろしい戦争が終わった日。


でも、大人になればなるほど、素直に「お祝い」として受け止められなくなってきました。


ベラルーシでは、第二次世界大戦中に国民の約3分の1が命を落としました。村ごと焼かれた場所もありました。飢え、拷問、戦場、収容所…。多くは若い命でした。確かに勝利はありました。でも、その代償はあまりにも大きすぎました。


私にとって5月9日は「記憶の日」です。花火よりも、静かに灯された一本のろうそくのような。賑やかさよりも、心の中で誰かを想い、もう二度と同じ過ちを繰り返さないようにと誓う日。


そうあってほしいと思っています。