それから 何もなかったように
いつも通りに毎日を過ごしていた
まわりからはそう見えていたと思う
でもあの日から 私は別人になった
私の中の悪いものが
(悪いものって言うより
本性 本当の姿って言うほうが合っているかな)
どんどん罪を重ねていくことになった
ここからは自分で文章にしていくのも怖いくらい
今でも信じられないことを平然とやった
あの頃の私は
お金を手に入れるためなら
人殺しだってしたんじゃないかな
そう思うくらい
狂っていた
誰もいない教室
誰のでもいい
カバンから財布を抜き取り
お札から
小銭まで
根こそぎ 盗んだ
私は元々貧血でよく保健室にお世話になっていた
だから授業中でも簡単に1人になれた
とるのはビックリするほど簡単だった
最初はバス賃さえあれば満足だった
だけど いつしか
ユキヤと遊ぶためのお金 まで
どんどん歯止めが利かなくなっていく
最初は知らない人のお金を狙っていた
でも
ターゲットは近くの確実なものになっていった
友達
自分の欲を満たすなら
簡単に裏切ることができた
その頃の私にはできていた