奄美大島〜加計呂麻島・3〜4日目。 | 釈徹心のブログ

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難聴当事者の生活の中で見えたことを中心に、
仕事であったり遊びであったり四方山を書き放っています。

奄美大島より加計呂麻島の風景に心惹かれた。

今回急ぎ旅でゆっくりと見ていないのだが、奄美大島はどこか「観光」の匂いが感じられ深く見ていないのだが、加計呂麻島は言い方は悪いが「すれていない」のが良い。

 加計呂麻島の各集落には「御神木」と位置付けられている巨木が居るのだが、御神木だからと言って何か特別な佇まいをして居るわけではなくごくごく自然にその集落の中に溶け込み生きて居るのである。

                          デイゴの木

今回ちょっと時期が早かったので期待していなかったのだが、村民の方にお聞きしたところ西阿室(にしあむろ)の民家に早咲のデイゴがあるとお聞きし行って来た。

 

デイゴに花が咲くと梅雨になると言い伝えられているそうだが、この一本だけは見事に花を付けていた。

真っ赤というより少し夕日の色に似ている。

ふと下に目をやると

この道を歩くのがもったいなくなりそっと近寄りパチリだけした。

 

デイゴはいったいどれほどの時間人々の営みを見て来ているのだろうか。

なんだか人の命の儚さを感ぜずにはおれない

 

今夜のテン場を探しながらゆっくりとバイクを流す。

今夜も小さな公園の東屋をテン場と決めテントを張るが、なにやら空がにわかに騒がしくなり始める。

 

17時過ぎ、猛烈な横風が吹き荒れ南の空遠くにピカピカと雷が光り始め、強烈なスコールがどんどんとこちらに近づいてくるのが見え、軟弱にもテントを回収しすぐ近くの民宿に駆け込み一晩お世話になることにした。

 

民宿のオヤジさん曰く「急なことなのでロクな食事の準備はできないが良いか?」だったが、出て来た飯が、ぶり大根・マグロとカツオの刺身・山菜の酢の物・山菜とモズクの漬物・生野菜サラダ・青さとモズクの味噌汁。

 

超豪華版のおかずに箸が進む。

 

この民宿のご主人一家は別の家で生活しておられるようで、だだっ広い一軒家が僕一人の貸切状態で、のんびりと風呂に浸かり疲労も吹き飛ぶ。(民宿・のぶおか:一泊二食付き8000円)