医療ミステリーとかドラマとか結構好きで。
ドラマだと白い巨塔とかTOKYO MERとかコードブルーも見てた。
入院してた時は本当に教授回診みたいなのがあって「ほ、本当に白い巨塔だ…!!」
ってわくわくしたりして(笑)
久坂部 羊さんは元お医者さんだからか、専門的な描写は専門的すぎてよくわからないけど。
お話自体は面白い。
新人の頃は誰もが犯すミス。それを「痛恨の症例」としてまとめたノンフィクションを書こうとしているジャーナリスト松野とその取材に協力する医師、江崎。
取材を進めていく中で1件の医療ミスが発覚する。
その医療ミスで裁判を起こし(まさに白い巨塔!!)結果はそこまで賠償金が取れたわけではないけど、真実が知れたからよかったのかな。
でも実際、そうなったらどうなんだろうなとも考えたりして。
お金じゃない、ただ真実が知りたいだけ。
そうなんだけど現実問題として裁判を起こすだけでも費用がかかって、負けたら真実かどうかもわからない。お金もなくなる。
医療の発達で人は長生きできるようにはなったけど。
生きていくのもお金がかかるし、そもそも元気だったら良いっていう前提だしな。
<天寿>と呼ばれるあるプロジェクトが進められていく。
それはある治療法を使うと重病だった患者が一回回復して元気になるのだけどその反動で心臓破裂して突然死してしまうというものを利用して老人に使えばPPK(ピンピンコロリ)で死なせることができる!=人口を管理できるというプロジェクト
発見した医者は心臓破裂してしまう、という部分を改良したいと考えていたのに、どんどんプロジェクトは進められてしまう。
この両者どちらにもそれぞれの正義(思うところ)があってやっているんだよなあと思うとどっちが良いのかな
ただ病気で入院して生きているのは辛いよなあ、と思う。
することがない。一日天井を見つめて過ごすあの日はまあ辛い。
なんだか色々考えたなーー