【ONE PIECE】の最終章が面白い理由。 | マンガ、アニメ、映画などの研究と考察。

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ONE PIECEの最終章が面白い。

 

「和の国」編は非常に退屈でつならないONE PIECEだったが、最終章は面白い。

 

理由は、

 

1、伏線の回収がドンドン、成されていく。

 

「巨大な大陸が過去にあった」などいう予想外に展開と回答が、提示される。

 読者は伏線の回収を提示されると知的好奇心が満たされて嬉しくなる。

 

2、五老星が、怪物となってイキナリ登場して、大戦闘が始まる。「絶体絶命のピンチ」

そして、世界最高権力者の正体というのは、読者として興奮する。

 

「和の国編」では、こういう心が熱くなるエモイ展開やバトルが少なすぎた。

 

3、五老星の一人をイキナリ殺害。読者の予想を裏切り、次話を読みたくなる。

 

 和の国編では、ダラダラとつまらない駄作のエピソードが続くだけで、次話を読みたいとも思えなかった。

 

ようやく尾田栄一郎が、本来のストーリー作家の能力を取り戻した。

 

人気作品を作るためには、スピーディーな展開、次話が気になる物語を作る。謎を作り、上手くその謎や伏線を回収する。

 

イキナリ登場人物を殺して、読者を驚かせる。

これらが重要。

 

尾田栄一郎の良い所は、ONE PIECEは、ちゃんと面白い作品として完結しそうな予感をさせてくれる所だ。

 

Dグレイマンや、HUNTER×HUNTERは、もう面白い作品として完結する事は無い。伏線やキャラクター、謎の回収を出来ずに終わる。

 

ここが、彼らと尾田栄一郎との違いだ。

 

ONE PIECEが本当に素晴らしい作品だったかは、物語の最終話まで分からない。

最終話を読み終わり面白ければ名作。

伏線の回収に失敗したら駄作だ。

 

その事を尾田栄一郎はよく理解している。

 

最終章では、ストーリーの配分を考えて、ドンドン、謎の答えを出している。

 

このままなら、ONE PIECEは名作で終われる可能性が高い。

 

だが、懸念点があるが、まだ謎や伏線が多すぎる。これらを上手く回収して答えを読者の納得いくように描く事が出来るか少々心配。