翼和希さん主演の『へぼ侍』
近鉄アート館公演の初日を先週の金曜日に観劇しました。
出演者は今年男役10年となった翼和希さん始め、下級生中心の構成。
しかし!下級生感全くなし、歌の素晴らしさに惹き込まれました。
明治維新後、薬問屋で丁稚奉公をする没落士族の息子、志方練一郎が一念発起して官軍の志願兵となり、西南戦争を戦う姿を描く物語。
練一郎はへぼ侍と呼ばれる軟弱者。
しかしながら、元は士族という事で、部下を持つ身となる。
この部下達…一癖も二癖もある…。
影ある松岡に天輝レオさん。
賑やかしのコックあがりの沢良木にせいら純翔さん。
銀行員あがりの一見クールだが、笑える三木に知颯かなでさん。
この中で揉まれながらも、生き抜いて行く練一郎。
最終的には財をなし、新聞記者の取材を受けるようになる。
舞台は華やかな舞踏会から始まり、年老いた練一郎が新聞記者の取材を受け、回想するところからスタートしました。
翼和希さんは老年から始まり、純真な青年まで幅広く演じ分け。
因みに、影ある松岡役の天輝レオさんはは翼和希さんの一期下の9年目。
しかし、練一郎に女性を教えるような場面もあり、大人の色気を感じます。
癖ある部下の賑やかし担当のせいら純翔さんと知颯かなでさんは5年目の同期。
さらに驚くのは官軍の上官である堀輝中尉役の南星杜有くんはなんと!2021年初舞台の2年目!
これが落ち着いて堂々していて、充分に上官に見えるから驚き!
しかも口跡が良いからびっくり‼️
遊女役ノ柊湖春さんも同期。
薩摩軍の兵士凰寿旭さん、鼓拍響さんは2022年初舞台。
奏叶はるさん、ことせ祈鞠さんは今年初舞台。
びっくり仰天‼️
信じられない凄過ぎるOSK下級生‼️
しかも、プログラムに書いてある、コーナーでの『実はワタシってこんなヒト』では、揃って 人見知り って書いてある!
そんなこと信じられない堂々した仕上がりぶり❣️
因みに人見知りと書いていないのは、主演の翼和希さん、ヒロインの唯城ありすさん。
ありすさんは初対面の人とは頑張って話すけど、実は緊張しているとありました😅
因みにのちの犬養毅、ジャーナリストの犬養仙次郎役の壱弥ゆうくんも人見知り!😅
ほぼほぼ人見知り集団のOSKなのに、この素晴らしい迫力、12名しか居ない舞台とは思えない!
とにかく凄い舞台でした。