星組トップ柚希礼音さん、夢咲ねねさんトップコンビのサヨナラ公演を観劇。

お芝居の「黒豹の如く」は待望の柴田先生の作品。
もう散々、色々な方々が、期待外れだったとか、不評である旨、書かれている。

それを承知で観たら、可もなく不可もなく…特に感動的な部分もなく、淡々と有能な海軍指揮官の引き抜き失敗物語として見れた。

そこに、昔の恋人との再会がさりげなく描かれている。

登場人物数人は何かしらの事情や背負っているらしいものがありそうで…何もない!??

一見深い人間模様がありそうで…何もない…(苦笑)


サヨナラ色だけを意識して観ると、退団するトップからのあとに残るメンバーへの、メッセージを感じたり出来る。

また、登場人物を通して、退団するトップとの絆が描かれている。
特にそれを強く感じたのは、専科の英真なおきさん演じる叔父とのやり取り。

主人公と叔父との絆。
それはそのまま、柚希礼音さんが入団した頃の副組長であり、のちに星組組長として長年、組子を導いた英真なおきさんと柚希礼音さんの絆に繋がるし、観ているファンとしても感慨深い。

また、十輝いりすさん演じる長官も一見、悪人か?と思えば、そうではなく、陰で指揮官を支える親友で、台詞にも出てくる。

「黒豹の如く」という物語を見ようと思えば、失望するかもしれないけど、柚希礼音さんのサヨナラだけを意識して観ると、難なく観られた。


貶しているのか?褒めているのか?分からないけど。


ショーは大介先生の愛情一杯で、サヨナラに相応しいもので、満足!

チャーリーの「カクテル」を思わせる場面があったけど、同じトップダンサーの退団作品だから、仕方ないかも!

そして、2階席のドセンター席だったのがなんと言ってもラッキーだった。