昨日は松竹座に「道頓堀パラダイス」を観に行った。
昔ながらの関西喜劇らしく、笑いあり、涙ありでほっこりした。
元宝塚雪組トップ娘役の舞羽美海さん主演で、OSK日本歌劇団の前身である松竹楽劇部が出来るまでを描いたもの。
舞羽美海さんの真摯で純粋な演技に感動。
おまけに、ラストはOSKレビューまで観られて満足。
様々な役者のなかでは主人公春子の父親役の曽我廼家八十吉が頑固者だけど、人一倍娘思いの親父を熱演して良かった。
松竹座の回し者ではありませんが、皆さま一度ご覧下さいね
【以下、松竹座公式ホームページより引用】
●あらすじ
大正11年、 多くの行き交う人々で活気が溢れる道頓堀の街並み。
大阪松竹座の開場を翌年に控え、新たに松竹楽劇部生徒養成所の誕生が決まった。
片瀬春子は、母の急逝により一度は諦めた歌劇への道を、
友人や伯母の後押しと猛反対していた父由貞の許しを得て、新たな仲間達と共に歩み出します。
松竹合名社社長の白井松次郎により、
講師には、海外で演劇を学んだ経験もある桂木遼一をはじめ、一流どころが集められ、
春子たち養成所生徒は楽劇部員を目指し日々厳しいレッスンに明け暮れていました。
この時、春子は自身にまつわる因縁をまだ知りませんでした――。
夢に向かう少女達の情熱と家族愛を描いた物語に、どうぞご期待ください!
●少女歌劇について
1914年に宝塚歌劇団が初公演を行って以後、全国に20を超す少女歌劇が誕生した。
関西では大正から昭和にかけて、千日前の楽天地を拠点にした琵琶少女歌劇や浪華少女歌劇。
道頓堀には赤玉少女歌劇団、堺市に大浜少女歌劇団などがあった。
なかでも、1923年に大阪松竹座で初公演をした松竹楽劇部は人気を集め、
5年後には東京松竹楽劇部も誕生。
松竹楽劇部はOSK日本歌劇団として、いまも華やかなステージを繰り広げている。
(演劇ライター・辻則彦)
スタッフ・キャスト
脚本/池田 政之
演出/わかぎゑふ
舞羽美海
国広富之
山田スミ子
真島茂樹
いま寛大
曽我廼家八十吉
舞美りら(OSK日本歌劇団)
キンタロー。
高田次郎
ほか