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【解説】
2021年本屋大賞を受賞した町田そのこの同名ベストセラー小説を、杉咲花主演で映画化したヒューマンドラマ。
自分の人生を家族に搾取されて生きてきた女性・三島貴瑚。ある痛みを抱えて東京から海辺の街の一軒家へ引っ越してきた彼女は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれて虐待される、声を発することのできない少年と出会う。貴瑚は少年との交流を通し、かつて自分の声なきSOSに気づいて救い出してくれたアンさんとの日々を思い起こしていく。
杉咲が演じる貴瑚を救おうとするアンさんこと岡田安吾を志尊淳、貴瑚の初めての恋人となる上司・新名主税を宮沢氷魚、貴瑚の親友・牧岡美晴を小野花梨、「ムシ」と呼ばれる少年を映画初出演の桑名桃李が演じる。「八日目の蝉」「銀河鉄道の父」の成島出監督がメガホンをとり、「四月は君の嘘」「ロストケア」の龍居由佳里が脚本を担当。タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、他のクジラが聞き取れないほど高い周波数で鳴く、世界で1頭だけの孤独なクジラのこと。
※引用しました
舞台挨拶前に
先に上映🎦
観た感想
すごく良かった
母親（真飛聖）に人生を搾取され虐待されていた貴瑚（杉咲花）は安吾（志尊淳）と美晴（小野花梨）に命を救われ新たな生き方を選択する
そんな時、母親（西野七瀬）から暴力を受け体中アザだらけの少年（桑名桃李）に出会い
母親と話し合いに行くと
『こんな子いらない、アンタにあげる』
と言い放たれ少年を保護して生活をはじめる
のですが
なかなかの好演されていたのが少年の母親役の西野七瀬さん
子供ほったらかしで男といちゃつく毒親役が大ハマり
って想像つかないかもですが素晴らしかったです
（モヤる感情は抜きに良い事は良いと言わせていただきます）
西野七瀬さん新境地になりました
杉咲花さん
今まで明るくハッキリしたタイプを演じてる印象でしたが
ただ大人しいのではなく
苦しみを内に秘め気持ちを心で叫びながら生きてきた貴湖
ある場面で
苦しみだけでない感情の表し方
怒りではなく悲しみと抱えてた感情で泣き叫ぶ姿
これも今まで見たことない杉咲さんの表情で難しい役を表現されていました
そんな中で志尊淳さんの演じた安吾は
書いてしまうとネタバレになってしまうので…
安吾の役はかなり難しくて引き受けていいのか
どう表現するか
かなり悩んだとか？
キーパーソンです
感情を抑えていながらも溢れ出す瞬間とか
静かなストーリーですが
ジワジワ感情にしみてきて
気がつくと涙が🥹静かに流れてくる
ラストも…
この終わり方は原作知らないのでわかりませんが
静かに気持ちに沈んでいくような
落ち着いた気持ちでエンドロールへ
ってわけわからない感想すみません🙇
52ヘルツで鳴くクジラは
他のクジラには聞こえない周波数
人も誰しも
周りには聞こえない声（心）の叫びを抱えてた生きていて
聞こえなくても
聞こうとする
聞きたいと思う気持ちが
どれだけその人の救いになるのか
と
考えさせられた作品でした
上映後
公開記念舞台挨拶
と
ここである事に気づきました
この日登壇予定は５名
杉咲花 志尊淳 小野花梨
桑名桃李 成島出監督
しかし
ステージの立ち位置の印が
６箇所
『…え？…あと1人…誰が来るの？』
と私は登壇者にあの方がいない事を確認してチケットを譲っていただいたので
まさか…突然のサプライズ登壇？
急に緊張
この作品の役者としての彼女は素晴らしかったとは言いましたが
目の前に現れるとか
今はちょっとキツイ😞
司会の方が
『登壇者の方々が入場します、大きな拍手でお迎えください』
左側から入場
『宮沢氷魚さんも駆けつけてくれました』
氷魚くんがサプライズ登壇✨✨
ホッとした😅
主人公貴瑚役の杉咲花さん
小柄で華奢ですが内に秘めた想いを落ち着いて語る姿は芯の強さを感じました
この作品の原作本を3年前に友達の小野花梨さんに勧められて即購入して読まれたそうです
貴瑚の親友美晴役の小野花梨さん
先に記したように
小野さんは原作本の大ファンで
『花におススメの本があれば教えてって言われて52ヘルツのクジラたちをおススメしたら、その場でポチって即購入してくれた』
とおっしゃっていて
大好きな作品だと言い続けていたら出演できたと嬉しそうに語っていました
できれば『花が貴瑚役だったらいいなぁ』って想いも叶って役の中でも仲の良い2人の息はピッタリでした
美晴の同僚で貴瑚を救い出す安吾役の志尊淳さん
この役の話をいただいた時は正直迷ったそうです
作品内の安吾はある事を秘めていて（ネタバレになるので🤫）
自分が演じる事で
その気持ちを抱えながら生きている方々に
失礼にならないか不安があったと語ってました
主人公の貴瑚に寄り添いただ幸せにと願う安吾のある行動から急展開
感情が溢れ出し苦しむ安吾を演じた志尊淳さん
今まで見た事ない彼がいました
貴瑚の初めての恋人の新名主税役の宮沢氷魚さん
自分にはない部分を演じる事に
かなり葛藤があったと想いを語り
育ちのいい穏やかな雰囲気の氷魚くん
かなり頑張って絞り出して演じた役だったと思います
アメリカ育ちの氷魚くん
ちょっとした日本語の言い回しが難しかった部分もあって隣の小野花梨さんにフォローされ
恥ずかしそうに笑う姿が可愛らしい
ついでに『顔小さっ😅』
母親に虐待される少年役の桑名桃李さん
現在10歳ですが
子供らしさありながらしっかり話をする方に体を向けて聞いていました
作品のために2年間髪伸ばしたそうです
リアルなカツラだなぁ〜って思っていたら地毛でした😅
原作では虐待されネグレクト（放置）され育っだから髪が伸び放題って事だったみたいですが
本作では違う理由で髪を伸ばしてます
その理由にも涙が🥹
桃李くん、髪が長くて顔が隠れがちだし言葉を発する事ができない役だから
髪から見える顔の表情にこだわり難しい演技に体当たりした様子を語りました
成島出監督
原作の深い想いを2時間の映画として制作する事に
『話の上っ面だけ掬って作ってはいけない、それぞれの生き方を描く中で伝えるべき部分を一つに絞り作り上げた』
みたいな事を語り
聞こえない声を聞いて寄り添う事で救われる命がある
事をどう表現するか試行錯誤した事を語ってました
私が参加した回はマスコミ入っていなかったので
内容についてガンガン話してくれました
が
書いたらネタバレになるので🙏
マスコミが入った舞台挨拶の様子
トークノーカットはこちら↓
重い作品だと思われるかと思いますが
それだけではない意味を感じられるはず
是非観ていただきたい作品です
ショッキングな描き方に感じる方もいらっしゃるかもですので一読を↓
『#52ヘルツのクジラたち』絶賛公開中！
— 映画『 52ヘルツのクジラたち 』公式 (@52hzwhale_movie) 2024年3月2日
沢山の声を届けていただき、有難うございます。
これからご覧いただく皆様に。
⚠️本作にはフラッシュバックにつながる/ショックを受ける懸念のあるシーンが含まれます。ご鑑賞前にこちらをご確認ください。https://t.co/cNYYrw0VpZ
そして
＃52ヘルツきこえた
をつけて感想投稿よろしくお願いします🙇
私も参加してます
映画
— みなみ (@GYG9a5dLItNWE7h) 2024年3月2日
『52ヘルツのクジラたち』
公開記念舞台挨拶に参加
魂の声が聞こえなくても
聞こうとする
聞きたいと思う気持ちが
どれだけその人の救いになるのか
と
考えさせられた作品でした
是非映画館で🎦#52ヘルツきこえた#52ヘルツのクジラたち#杉咲花#志尊淳#小野花梨#成島出監督 https://t.co/x92hyHZLFR pic.twitter.com/MgKLuOhQZs
素敵な作品の舞台挨拶に参加できてありがたい気持ちです
残念ながら参加できなかった志尊淳さん推しの友人に感謝🙇
是非劇場へ🎦