無料解放中にできるだけ読むようにしてるのでストーリーの順序バラバラなんですが、やっと日和さんとジュンくんの初登場ストーリーを読み終わったので感想を書きます。


【サマーライブ】

ズ!の方の第二部一章。あんスタ始めた時、ズ!とズ!!の違いが分からなくてどこにストーリーがあるのか探すのに苦労しました。basicの方のアプリでストーリー画面の切り替えボタンを押すとズ!時代のストーリーが出てくる。第二部に辿り着くまで長かったです…。


・Eve、2人ともめちゃくちゃ毒舌

主人公たちのライバルとして登場するわけなのでまあ多少は分かりますが冴え渡る毒舌っぷりに感動しました。常に自分が世界の中心の日和さんはともかくとしてジュンくん…君はそんなにとんがっていたのか!と驚き。ハリネズミみたいじゃん。

あと日和さん、今も割とそうだけど、こんだけ冴え渡る毒舌なのに「争いは好きじゃない」って姿勢なの捻じれてて興味深いです。たぶんこれ、「争いは好きじゃない」という日和さんの本質的な部分と、「我が儘でやりたい放題の次男坊」というペルソナが混在して生まれるチグハグさなのかなって思います。関係ないけどつむぎくんが可哀想なので約束の時間は守ってあげてほしい。

↑ズ!!の優しいジュンくんに慣れきってたのでこんな切れ味鋭い嫌味を言えたんだ!?と驚きでした。


・敵に大量の塩を送りつける激甘スタイル

これにもびっくりしました。EveはAdamに比べて優しい、と確かに本人達も言ってますけど、やってること、優しいを通り越して激甘では…?Eveに有利なステージを作るためと言ってますが、そんなにちゃんとレッスンつけてあげる必要、全くないのでは?そして結局、日和さんはtricksterの面々を好きになっちゃってるし。その辺、ジュンくんの方がドライだな〜と思いました。

↑本当にやる気があればちゃんとレッスンつけてた。


・最初からEveの仲が良い

初登場時点ですでに日和さんとジュンくんが仲良しでした。ジュンくん、ちょいちょい「うちのがスミマセン」マウント取ってくる。日和さんの方は「使えないなら他の子と取り替える」とも言ってるので(発破をかけてるんだろうけども)相対的にジュンくんからの愛情の方が重く見えますが、その前に日和さんは「嫌いな相手とは1秒も一緒にいたくない」と述べており、かつ日和さん自身がジュンくんを相方に見出したことを考えると、彼以外を隣に置くことはないんだろうなと思います。(凪砂さんは別として)


↑凪砂くんに嫉妬してるのか…


・英智くんのことを予想以上に大切にしてる

ちらちら見てる他ストーリーでも、日和さんと英智くんって常に嫌味の応酬してるから、仲が悪いんだろうなと思ってたんですけど、初登場時点で実は仲良し(?)って判明してたんですね。

仲良くないと「久しぶりに顔が見られてよかった」とか言わないですもんね。あと日和さんが、英智くんと仲良くしてたら実家から白い目で見られる…という発言もしてたので、貴族間の対立とかあるのかなと思いましたが、しかしそれを言うなら以前ユニット組んでたのはいいのか?と謎です。最近になって対立し始めたのだろうか。



・初登場から生い立ちのペルソナの話が出てた

これもっと後の方で出てくるのかと思ってたけど、初登場のストーリーの中で既に出てたんですね。巴日和というキャラクターの、ここが一番よく分からないというか、複雑なところだなと思います。

生意気な問題児というペルソナを常に被り続けている、という点と、「天真爛漫」「無垢」「表裏がない」という他人からの評価はどうしても一見矛盾しているように見える。人格を作り上げるレベルで完璧に他人を欺いてきた人が、本当に裏表がない、と言えるのだろうか?でもこの辺から日和さんが賢い人なんだなというのはよくわかります。

日和さんが気にしてるのは長男と次男で派閥が出来てしまうお家騒動なんだろうけども、あんスタ世界の貴族、結構物騒なんだなと思いました。なんか本当に貴族(中世の)みたいなんですね。


・愛のようなもの、であって愛ではないのか

日和さんがアイドルをやっている理由、「性格に難がある自分でも優れたパフォーマンスをすれば観客はついてきてくれる、愛のようなものをささげてくれる、それが欲しくてアイドルをしている」という発言。ちょっと悲しいなと思いました。

日和さんの難のある性格って自分で設定したものなわけで、その設定を貫く限り人から忌避されやすいから、せめてアイドルとしては愛されていたいってことですよね。でもそこでファンからささげられるものはあくまで「愛のようなもの」だと思っている。ここで「愛」と言い切れるなら少しは楽だと思うんですが。

自己犠牲の人なのに愛されたがりっていう、最悪に相性の悪い要素を抱えている。これは生きるのがだいぶ大変そうです。


・ファンを意識する、というプロフェッショナル性

ズ!の第一部において、ファンという存在に言及されることはあまりなかったように思います。アイドル同士の戦いに主軸が置かれていて、ファンはその勝敗を決める数字としての側面が強かったというか。アイドルの物語にしてはそこが珍しいなと思ってたんですけど、ここでファンの存在を強く意識する日和さんが出てきて、おお、と思いました。プロとしての方向性って色んなものがあると思うけど、日和さんのプロとしての軸はここなんだろうな〜と。ファンを優先させすぎるの心が摩耗するので心配になるけど、固定ユニットを組んでて支えてくれる仲間もいるからそこは安心です。


・その他出ていた情報

・おひいさんは声がデカい

→そんな感じはしますが本当に声が大きいらしい。アイドルというか、歌手としてはいいことですよね、これ。声量があるってことなので。せっかくこういう設定もあることですし、声量マックスのがっつりした歌唱も聴いてみたいです。


・Eveは密着したパフォーマンスをする、その理由の一つが日和さんがジュンくんをサポートするため

→これは日和さんが北斗くんに語ってました。ユニットのコンセプトでもあるんでしょうね。特に関係ないんですけど、Sunlit smile の2人が指でマークを作るポーズ、あれ踊りながらだとだいぶ難しくないです?指が激突して突き指しそう。地味にすごいな…と思いながらいつも見てます。


・おひいさんのお腹はぷにぷに

→ジュンくんその情報、暴露する必要あった????ぷにぷにって感触の表現ですけど触ったのか???



・他キャラからの日和さん評価

日和さん、色んなキャラから「評価」をされるキャラだなと思って見てるんですが(やっぱり実力があって目立つから?)、面白いので記録していきます。これ集めたい。

・英智くん

「君は生きるのがヘッタクソだから、心配だな」

日和さんのことを凪砂さんよりは優しいと評価しつつ、最後、本人には「生き方がヘタクソ(強調)」と述べてました(確かに)。露悪的に振る舞う、真意を見せないという点では英智くんもどっこいどっこいな気がしますが、この2人は似たもの同士なところがあるから反発するのかな?でも日和さんの目的は個人的感情に起因する(家族や好きな人への愛情)のに対し、英智くんの方はビジネス的な大きな目標によるものだから、そこは大きく違いますね。



・北斗くん

「小さなレッスン室で、ふたりっきりで歌っているのに…。大観衆の真ん中にいるような、錯覚をしてしまう」

アイドルとしての巴日和を凄く高く評価してましたね。日和さんの嫌味も遠回しなアドバイスだとすぐに気づいていた感じ。

日和さんの常にファンを意識する姿勢は他者から見てもすぐに分かるものなんだなと思いました。



・スバルくん

「黙ってれば優しげな美形」

そうなんだ…イラストだと基本みんな美形にしか見えないので、あんスタ世界でどういう容貌なのか、というのは貴重なご意見です。でも黙ってれば、と1週間過ごしただけの後輩に言われてるの面白い。


・ジュンくん

「性格に難があるけどアイドルとしては天才です」

もうおひいさんについて語る語る。語りが凄く長い。もうちょっと自分のことも語っていいのでは?

おひいさん語りから抜粋しましたが、要約すると、「口先だけじゃない本物の天才」「おひいさんの言うことに間違いはない」「裏表のない人」という感じの評価でした。

でも前述の通り、日和さんが被り続けているペルソナを考える限り、本当に裏表がないのか?というのはちょっと疑問です。



日和さんのペルソナの話は本当のところどうなのかすごく気になります。似たようなキャラクターにプロセカの真冬ちゃんがいるんだけど、彼女の場合はペルソナは完全に作り上げた人格で、本当の人格は全然違うもので、結局心が壊れちゃうんですよね。

でも、先に読んじゃったコンクエストのストーリーだと、日和さんはペルソナと半ば同化しちゃってるみたいだし、日和さんの演じている「巴日和」は、無理をして作ってるようにも見えないし、話す言葉は本心からのように見えます。

規定したのはあくまで「振る舞い」であって、気持ちの部分までは演じてないのかな?と思いました。生意気な問題児という振る舞いを己に課しているため、思ったことを自由に言うようにしている??でもそれだと、コンクエで凪砂さんの言ってた「実家では道化」「アイドルの世界では自由でいられる」というのと少し矛盾するような気もします。アイドルの世界では自由でいられるのであれば、今見えている巴日和は自由な姿のはずなので…他のストーリーを読めばその辺もう少し分かるのかな〜。アイドル界でもペルソナを被っているのかどうか、の部分が知りたいです。


という感じでサマーライブ感想でした。面白かったです!