歴史ファンですが、鉄道ファンではない。


子供のころは、

いまでいうところの鉄ヲタ、鉄ちゃんだったかも。


幼稚園のころ電車に興奮した。

おもちゃのプラレールをほしがったりしたから。

新幹線に、はしゃいだ。


でも、大人になったら興味を失ってしまった。


しかし、

鉄道の歴史となると俄かに趣味のアンテナにピピッとくる。



日本鉄道旅行歴史地図帳3号関東という本を買った。


上野-宇都宮間は新幹線を利用すれば、

41分で到着する。


だけど、1885年ころは鈍行列車に揺られ、

利根川を渡るに、渡し舟に乗り換えることをして、

4時間11分もかかった。


その1885年は明治18年。

どんな出来事があったのか?


大日本除虫菊(キンチョウ)が操業を開始したり、

日本で初めて紙幣が発行されたり、

フランスから贈られた自由の女神像がニューヨーク港に到着したり、

初めて流星の写真撮影に成功したり、

伊藤博文が初代内閣総理大臣に就任したりと、

そういう1年だった。


さらに鉄道つながりだと、

1885年7月16日に、

駅弁が初めて宇都宮駅で販売された。

おにぎり2個とたくあんで、値段は5銭。


本のページをめくると、

小説家と鉄道のかかわりについて触れた文章もある。

芥川龍之介、川端康成の姿が載っている。


川端康成がコンタックスのカメラを構えているけど、

写真撮影が趣味だったそうだ。


ふたりとも自殺した。


日本鉄道旅行歴史地図帳は全12号ある。

もしかしたら、ほかの号も買うかもしれない。