『ディープパープル』のキーボード奏者だった『ジョン ロード』が、
16日に亡くなりました。
死因は肺塞栓症ということで、71歳でした。
ジョン ロードはロック キーボードの雄だ。
彼はクラッシック音楽とロック音楽を融合させようとした。
しかし、『レッド ツェッペリン』の台頭をみて、
ギタリストの『リッチー ブラックモア』はハード ロック路線に切りかえようと、
ロードと対決したのです。
結果、ブラックモア主導のアルバム『ディープ パープル イン ロック』が
大ヒット。
そこでロードは素直に負けを認め、
以降ディープパープルはハードロック路線を突き進むことになった。
とはいっても、
その後のアルバムでも、クラシカルなキーボード演奏は続けていて、
リッチブラックモアがバンドを抜けた時期や、
活動休止を挟んでも
ディープパープルの要として長く牽引してきた。
そういう意味で、
まとめ役のロードがいなかったら、
ディープパープルはもっとはやく消滅していたかもしれない。
鎮魂の祈りとして、
ぼくがいちばん好きなディープパープルのアルバム、
『マシン ヘッド』を聴こうと思います。