今夜も心を落ち着けて、いま一度自分の現状を振り返ってみよう。
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コロナ禍になってから、潔癖な部分が増えたと思う。
買ったものは必ず消毒するし、外出から帰った後の服や鞄や髪が気になって、それもよく拭いたり消毒したりする。
床に髪が落ちてると気になるし、
よく顔を擦ってしまうのでそれで落ちた汚れが気になってすぐコロコロをかける。
祖父母の住んでいた家に越してから、掃除や片付けのことばかり。
祖母が衛生観念の緩い人だったから、あちこちよく掃除しないと気になって触りたくない。
ぱっと見はすっきりして見えても、掃除すると分かる、確実に溜まっている17年分の汚れを落としてからじゃないと安心して過ごせない。
しかも自分が順序よく手をつけたい場所からやっていくから、未だにキッチンもまともに使えてないし、
敷布団だって綺麗にしてからにしたくてずっと座椅子を倒してそこで寝てる。
理想のお部屋があって、それに近づくにはたくさんやらなきゃいけない作業がある。でも家事や買い出しや、体力の回復で精一杯。
楽しい事のはずなのに、進みが遅すぎて嫌になる。広い広い部屋に、ちゃぶ台と座椅子で過ごして、何だか惨めな気持ちになる。
…嫌なのは片付けじゃないな?
汚いものに触ってやる掃除の部分だ。
じゃあそこは、人に頼もうか?
お金を使って専門家に頼った方が時間的にも精神衛生的にもずっといい。
でも買うことにも何かの抵抗がある。
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買う物を決める時も、失敗して後悔したくなくてめちゃくちゃ念入りに調べる。
夢中になって何時間も、何通りも調べて比較検討して、それでようやくどのお店でどの品物をどの手段で買うか決める。
細かい事なんか気にせずにさっさと近所のドラッグストアやスーパーで買えばいいものを
通販にした方が安いだの、クーポンは使えないかだの、ポイントはどこが還元率がいいかだの、散々やって、
満足したというよりほっと胸を撫で下ろすような気持ちで購入する。
…間違えたらどうしよう、失敗したらどうしよう、無駄遣いしたらどうしよう。
何かに囚われたように真夜中の布団の中でスマホを凝視しながら調べている。
ポイントサイトやアンケートサイトも駆使して1円単位で稼ごうと、お得に買い物しようとする。
こんなにお金に富んだ身でありながら、何をそこまで恐れているのか。
もちろんより知恵を絞って節制した生活を送る事は悪いことではないのだが、何をそんなにも必死になってしまうのだろう?
楽しくてゲームのようで、趣味の範疇なら良いのだが、どうにも過剰に気を張って計算ばかりしているように思う。
確かに、今現在自分で稼げている状態でない以上、なるべく無駄なく生活しようとするのはおかしなことではないのだが
それで根を詰めて自分を追い込んでは、メンタルの回復を目指しているはずなのに本末転倒である。
焦って、金勘定にばかり取り憑かれたように精を出して、可能な限り全てを吟味して、それでようやく安心出来るなんて
健康上どう考えてもよろしくない。
…焦ってしまうのは?
浮かぶ言葉をおもいつくまま書いてみる。
よく確認しろ、ケアレスミスをするな、取り返しがつかなくなる、失敗はよくないこと、お金や時間の無駄は許されない、監視されてる、管理されてる、よく調べて理解しないと責められる、怒られる、糾弾されて後がない、評価される、認めてもらえない、肯定してもらえない、情けないと思われる、恐ろしい、嫌な顔をされる
湧き上がる理由たち。
明日はまたこれをよく整理してみよう。