無垢で優しいあの人。
笑顔のぽかぽかなあの人。
一緒にいられる時間が今一番の幸せ。
でも相手に縋るのではなくて
自分が何をするのか、しないのか、
選択することが大事だと言ってくれた。
暖かさと厳しさ。現実。想い。
色んな気持ちで心が乱れた。
一人残った部屋の真ん中
漫画を読んで、お掃除をして、布団を畳んだ。
そこはとてもとても静かで。
そこには優しい人の気配があって。
それが只々幸せで、悔しいのか悲しいのか幸せなのか
ふいに涙が止まらなかった。
私の望みはなんだ。
でもその部屋に、あの時に、確かにそれはあったんだ。