幸せに近づく程、先細りな未来や崩れ落ちそうな橋が見えて
輝くそれに手を伸ばしてももう二度と届かなくなってしまうような気がして
恐怖が私の胸を貫いて
ぼろ布に包まった私の姿を蘇らせてしまう。

それでも懸命に手を伸ばして
空を掴むだけだとしても精一杯祈りを込めて
見えない道の先を信じ続けたら、平穏な日々が約束されるのだろうか?

守りたい私、でも本当の幸せのために恐怖を打ち破ろうとする私
せめぎ合う心に蝕む蔦が絡まって
それを断ち切りながら、天に声なく叫ぶ

信じて
暗闇に飛び込んで
きっとそこには必要な物があるから
その腕に飛び込んで
迷いを溶かしてしまえば良い

強くなんてなれないけど
懸命に手を伸ばす
それだけは止めないでいて