荒山昌三郎は55歳の実力があると言われている政治家。

ある日曜日の午後、彼の洋風の屋敷にノックの音がした。

家族と手伝いの人も出かけて、庭師の老人がひとりいるだけ。彼に誰が来たか確認して貰う。

名刺とともに「きれいな御婦人ですよ」といわれ、応接室に入ってもらうよう伝える。そして…


予定外の来客には用心しないといけないと思いました。