暑い夏の真昼の都心に近いビルの一室。

そこは精神分析医の水瀬博士の診療所。

ノックの音がした。取次は助手が行うことになっていたが、不在だったので、博士が対応する。

そこにいたのは帽子、黒いサングラスを掛けた青年だった。

博士が中にはいるようにすすめ、話を聞き、アドバイスと勇気を与える。

その人が去ったあと、やってきたのはとなりの部屋で弁護士をしている福岡という男。

ゴルフの誘いとある電話があったことを伝え…

そして助手の帰りが遅かった理由は…