題名:4月5日のキセキ
まさか会えるとも思わず過ごしていた。
そこにいるとも思わず
ただただ無心に歩いていた
ロストリバーデルタの広い道。人がたかって賑やかなあの道。
トイレでアップルシナモンポップコーンを食べるモーにツッコミを入れたり
ゆ~と並んでコーラを買ったりごく普通に楽しんでいた。
そんな時、ダンスが得意なスキッパ、M氏を目撃。
そしてその瞬間、
ポンチョを身に付けたマックスと一緒によく見かけるあの2匹の顔が浮かんだ。
私はその2匹が大好きで仕方ない。
身の回りにある生活用品や勉強道具は常に2匹のもの。
小さな時から、ディズニーに行けば必ず探し出して写真を撮り、むしろ共に育ったと言っても過言ではない。
すると先の方に、ちょっとした人ごみがあった。
2匹はそこにいた。
この頃なかなか会えず写真も一年前の10周年コスチュームきりだった。
チップに写真を頼むと私の肩を掴んでうなずいた。
写真を撮るとき、チップはそれまで繋いでいた私の右手を、両手で握ってくれた。私はその上から左手を重ねて、写真を撮った。
デールに写真を頼むと、私の左手とデールの右手を重ねて反対の手でポーズという可愛らしい写真を撮ってくれた。
最後にはハイタッチでまた会おうねとあいさつを交わした。
言葉が出ないほど嬉しい時間だった。