【お龍、新婚旅行に行くぜよ】。坂本龍馬がそう言ったかはともかく、龍馬とお龍の旅行は日本最初の新婚旅行とされています。

行く先は様々な、泉質の温泉地が点在する【鹿児島霧島市の温泉郷。】龍馬が何故、鹿児島で新婚旅行なのか…1866年(慶応2年)  【薩長同盟】を成立させた龍馬は京都・【寺田屋】で幕府側に襲われ、大怪我を負う。薩摩藩の保護の下、療養の為、結婚したばかりのお龍と訪ねたのが霧島でした。【この風俗(新婚旅行のこと)の日本での皮切りは、この男であったと言っていい】と司馬遼太郎の代表作【竜馬がゆく】にも記されています。龍馬は温泉で傷を癒したり霧島神宮に参拝したり、【天の逆鉾】を見物するため高千穂峰を登ったり…まさに新婚旅行だった。中でも長く長く滞在したのが【塩浸温泉】。



姉の乙女に、あてた手紙には【此世の外かと思われる候うほどの珍しき所なり】と綴っています。山の中だが岩に白い塩のようなものがつく事から【塩浸】と呼ばれるように成ったといいます。

現在は【塩浸温泉龍馬公園】として龍馬とお龍の像が出迎えます。霧島市では龍馬お龍の旅行を【日本最初の新婚旅行】としてPRしてますね。2人が辿った行程をら歩こうというイベントが龍馬ハネムーンウォークin 霧島】!

28回目と成る今年は3月16日に開催され二つのコースに分かれて計一千人が参加しました。


龍馬は旅行の様子を手紙で克明に記しており、現在も、ほぼ同じ行程を辿る事が出来ます。【龍馬とお龍が霧島で新婚旅行を楽しんだという史実は地元にとって貴重な歴史遺産】と霧島市眼観光協会。

道路や環境は変わりましたが霧島連山の美しい自然など…この風景を見ながら二人は歩みを進めたのだなあ …と感慨に更けることが出来ます。



幕末の龍馬とお龍の旅が最初の新婚旅行かどうかは異論もありますが、結婚した二人の最初の旅行という意味合いである新婚旅行は明治に成って広まります。ただし、あくまでも上流階級、裕福な階級のものだったようです。



京都☆寺田屋で幕府側に襲われた時…お龍の危機一髪の機転で手に大怪我を負った龍馬。その時のお龍の瞬間の機転に一命を救われた龍馬はお龍を心から信頼していたのでしょうね。龍馬とお龍の辿った道程を辿って見ると…



霧島の豊かな自然の中に幕末の浪漫を感じることが出来そうです。

【はじまりを歩く】より~

■御覧きました皆様‥有り難う御座居ました。