【如月】(きさらぎ)の月に成ってはや5日。如月のような月の呼び名は中国から伝わって来たものですが、中国では勿論、中国語で発音されますので(きさらぎ)という読み方は日本独特のものですね💠  日本でも伝来直後は中国語に近い読み方がされ、如月【しょげつ】と読まれていましたがその後、室町時代頃には【きさらぎ】という読みに変わって行ったと考えられています💠

■3つの【きさらぎ】

重ねて着る  …  着更着

気候が陽気に…気更来

草木がはえる…生更木


■小説や俳句、手紙などでは如月の他にも様々な2月の異名が使われます💠

例えば【木芽月(このめつき)】や【梅見月(うめみつき)】【雪消月(ゆき消えつき)】等💠

立春以降、少しづつ春本番に向かっていく2月の変化を細やかに捉えていて、まだまだ寒い日が多くて気持ちが落ち込みそうになる2月の気分を変えてくれそうな言葉達ですね💠💠💠

私はかこうした和名を使う習慣が大好きなのです💠💠

結構、綺麗なと言うか趣きのある漢字が並んでいて、それならばと各月の趣のある別名と意味を並べて見ました💠


■1月~睦月(むつき)正月に、

親族一同があつまる、睦びの月💠


■2月~如月(きさらぎ)💠

寒さを凌ぐ為に衣を重ね着することから、衣わ、更に着る~衣(き)更(さら)着💠


■3月~弥生(やよい)木草弥生い茂る💠


■4月~卯の花月(うのはなつき)💠


■5月~皐月(さつき)早月ともいう。早苗を植える月💠


■6月~水無月(みなづき)水の月田にみすを引く月💠


■7月~文月(ふみづき)稲の穂が実る月💠


■8月~葉月(はづき)木々の葉落ち月💠


■9月~長月(ながつき)夜長月

夜長月と呼ばれていたものが短くなり長月に転じたというものです。9月異名(長月)💠

旧歴9月は秋の最後の月となっていて、日中でも少しずつ風に涼しさが感じられるように成り秋がだいぶ深まって来ます。秋ぐ深まると日が暮れるのが早くなる為、夜も長くなり月を見上げる事が多くて夜なる時期、月というと秋の月の事をさします。別名【建戍月】。俳句で夜が長いという事で【夜中月】と成ったと言われています。9月は、紅葉の季節に入って来るという事で(紅葉月)と呼ばれたり、菊の花が咲き誇る月だから(菊月)(菊咲月)など秋らしい呼び名があります。又彩月(いろどりつき)梢秋(こずえのあき)など…秋の色鮮やかな景色を思わせる素敵な異名や秋の夜長の為に目が覚めてしまう【寝覚め月】とも呼ばれます。どれも秋の情景が浮かぶ名前ばかりですね💠

本格的な秋の到来が楽しみになるのではないでしょうか💠


■10月~神無月(かんなづき)

神の月の意味…全国の神々が

出雲大社に集まり各地の神々が、留守になる月という説などもある💠


■11月~霜月(しもつき)霜の降る月💠


■12月i~(しわす)師匠といえども趨走(走り回る)する月💠
NHK紅白歌合戦のある大晦日ですね💠


■1月~12月迄…和月の素敵な呼び名の御案内をさせて戴きました💠

■御覧戴きました皆様、有り難う御座居ました💠