「私とR子⑥」で

わかりやすい物理的遮断をした後、彼女に会うことはありませんでした。


私は22の時にその地を離れ、東京の専門学校に通い、そこで出会った男性と卒業後に結婚をしたのですが、夫が新天地の希望は出来るだけ私のを叶えたいと言ってくれたので、お言葉に甘えて、上京前に長年勤めていたアルバイト先(コンビニ)の先輩と連絡をとり、元の場所に戻ったのでした。


その頃にはさすがにもぅ彼女はいないだろぅと思いましたし、目の前の事で手一杯で正直忘れていました。


そして戻って2年程経ち、上の子がお腹にいた頃、まだ仕事を続けていました。

ある日、雑誌コーナーで見覚えのある女性が立ち読みされていました。

おそらく、本人ならその女性も私の事を覚えているはずでしたので、知らないふりはいけないと思い声をかけました。(あ、勤務外でしたょ)


私「あのー、もしかしてR子のお母さんですか?私◯◯です。」

女性「あー!そうなの!ここで働いていたのね!」


R子のお母さんは普通に良い人で、シングル&5人姉妹のお母さんでした。


お互いに近況を話し、R子は結婚したと聞きました。(まじか)


聞けば近くに住んでいると。(まじか)


いや、そのあなたの娘、一度も来たことないけど。

これはもしかしてあれかなー?



そして、最後の日が来ます。




続く