寒くて寒くて凍えそうな夜だった。



仕事帰り凄まじい吹雪に…
途中、車を何度も停車して視界が見えるタイミングを見計らっては進んでの繰り返し。




やっと家まで着いた。



ほっとして車から降りると




猫しっぽみゃーお猫あたま


我が家の玄関から聞き慣れた鳴き声。

何気なく振り返ってみたいつもの子

見た瞬間切なくなった。








いつから居たのさ??


🐾🐾足跡も消えてしまうほどの

時間そこに居たのだろう。




鳴きながら近づいてくると言うか

逃げてる…。









でも、逃げない。





はらぺこなのですね。

しばらく吹雪だったから

姿を見せてくれなかったけど

今日は少し天気が落ち着いたもんね。




それで遊びに来てくれたのに

突然吹雪になっちゃってビックリしたね。












ちょっと待って下さいね。





大急ぎでご飯と缶詰を用意してくるからね。





どこにも行かないでね。





どうぞどうぞ。













気になってコソッと覗き



ぶれぶれですいませんみずがめ座


置いてある発泡スチロールの宿に

泊まっていってくださいな。




何もあげられないけど

無料の宿は用意してますよ…と。


できれば嵐が過ぎるまで

ゆっくりして下さいませ。



用意いた宿は気に入ってはもらえぬか。





それとも、お食事内容にご不満でも??

お布団にしますか?

チュールにしますか?








湯たんぽお持ちしますので

少々お待ちくださいね。








最後にチュールを食べると

湯たんぽを待たずに消えていました。
















訪問ありがとうございます。